仮想通貨テラ関連のLFG、約2,000億円のビットコインを買い増し
5月初の買い増し
暗号資産(仮想通貨)テラ(LUNA)の非営利組織である「Luna Foundation Guard(LFG)」は5日、1,900億円(15億ドル)相当のビットコイン(BTC)を買い増ししたことを公表した。
今回の取引はOTC取引大手Genesis Tradingと仮想通貨ヘッジファンドThree Arrows Capitalで実施したもの。
37,863BTCを追加購入したことで、同組織の累計保有量は80,394BTCとなり、執筆時点では約3,800億円に相当。BitInfoChartsによれば、LFGのビットコインウォレットはビットコインを保有するクジラ(取引所ウォレットを含む)において7位にランクインする。
また、上場企業ではないため、単純比較はできないものの、今回の買い増しによりLFGの保有量はテスラの推定保有量を突破。取引所のコールドウォレットなどを除くと、一つの団体が保有するビットコインの保有量は最多のマイクロストラテジーに次ぐ規模となった。
LFGはステーブルコイン「TerraUSD(UST)」に関連するLUNAの「デス・スパイラル」を避けるためのビットコインなどを準備金として購入し保有する役割を担っている団体。4月にはUSTの準備金として124億円に相当するアバランチ(AVAX)も購入していた。
また、テラ(LUNA)の開発を主導するTerraform Labs社は4月、LFGに1,100億円相当のLUNAを寄贈。LFGの金庫は現在、ビットコインのほか、AVAX、LUNA、USDC、テザー(USDT)なども保管している。
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