仮想通貨取引所バイナンス、マスク氏のツイッター買収に参加

バイナンス、ツイッター買収に参加

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスが著名起業家イーロン・マスク氏のツイッター社の買収を支援することがわかった。米時間5日に公開されたSECへの資料で判明した。

公開された資料によれば、バイナンスを含む18社がマスク氏の買収に向け約9,300億円(71.39億ドル)の資金提供に合意。仮想通貨関連企業では、フィデリティグループの他、多数のブロックチェーン関連スタートアップにも出資しているa16zやセコイアキャピタルなどの著名VCファンドが名を連ねた。

出典:sec.gov

また、ツイッター社の大株主であるサウジアラビアのアル=ワリード・ビン・タラール王子も3,494万株分を投資する方向で合意。4月25日時点で約1.6兆円(125億ドル)の融資(証券担保ローン)提供で合意していたモルガン・スタンレーは融資額を5割である約8,000億円(62.5億ドル)に引き下げた。

バイナンスなどの仮想通貨関連企業の出資額を以下の通りだ。(金額順)

  • セコイア・キャピタル:約1,000億円(8億ドル)
  • バイナンス:約650億円(5億ドル)
  • a16z:約500億円(4億ドル)
  • フィデリティ:約400億円(約3億ドル)

バイナンスのチャンポン・ジャオ(通称、CZ)CEOは今回のツイッター買収に向けた出資を「ささやかな貢献」と評した。

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マスク氏のツイッター買収

マスク氏はツイッターが世界中から誰でも自由に議論を行うことができる「デジタルな広場である」とコメント。言論の自由の観点から、買収に動いたと説明している。

4月上旬にはマスク氏が3月上旬時点でツイッター社の株式を約7,300万株取得。これにより株式全体の9.2%を保有する筆頭株主になっていた。

その後、取締役への就任も一時打診されたが、マスク氏はこのオファーを拒否。その後、マスク氏はツイッター株を全て買収する形に動き出したが、ツイッター社は「ポイズン・ピル」などの防衛策も辞さない姿勢を示すなど、攻防が続いていた。

ポイズンピルとは

既存株主に、時価より安い価格で新株を購入できる権利を認め、買収者の持ち株比率を低下させることで買収のハードルを上げる米国における買収防衛手段の一種。

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しかし、その後マスク氏が一株辺り約7,000円(54.20ドル)で買収するオファーを提示すると4月25日にはツイッター社の取締役会が満場一致で賛成。年内に取引が完了する予定だった。

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追記

なお、買収完了後の数ヶ月間はマスク氏がツイッター社の暫定的CEOとして就任する計画があることがわかった。関係筋の話として米CNBCが報道した。

また、ツイッターの元CEOであるブロック社のジャック・ドーシー氏もマスク氏の買収を後援する可能性も浮上している。ドーシー氏は21年11月にツイッターのCEOを辞職したばかりで、後任には元CTOのパラグ・アグラワル氏が就任していた。

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