はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ツイッター社、イーロン・マスク氏の5.6兆円規模の買収提案に合意

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ツイッター社を買収へ

SNS大手のツイッター社は25日、米電気自動車大手テスラの最高経営責任者(CEO)などを務めるイーロン・マスク氏による買収提案に、正式に合意したことを発表した。

今回の契約が完了した後、ツイッター社は株式を非公開化して上場を廃止する。マスク氏は、新しい機能を追加することでプロダクトを強化し、ツイッターをより良いSNSにしたいと説明。また、アルゴリズムをオープンソース化して信頼性を高めたり、スパムのボット対策を行なったりしていくとした。

ツイッターに対する不満をツイートしたり、新しい機能の導入等について独自にアンケートを実施したりしていたマスク氏と、ツイッター社との関係が本格したのは今月。その時点で米証券取引委員会(SEC)の書類から、マスク氏がツイッター社の7,348万6,938株を取得し、9.2%の株を所有する筆頭株主になったことが明らかになっていた。

関連テスラ社のイーロン・マスクCEO、ツイッター社の筆頭株主に

その後マスク氏は、全株式を購入するとして、ツイッター社に買収を提案。一方でツイッター社は性急な買収を抑止するために、期間限定の株主権利プラン(ポイズンピル)を打ち出すことを発表し、買収提案に反対する姿勢を見せていたというのがこれまでのおおまかな経緯である。

ポイズンピルとは

米国における買収防衛策の一つ。既存株主にあらかじめ「買収者のみが行使できない」オプションを付与しておき、敵対的買収が起こった際に、買収者以外の株主がオプションを行使することにより買収者の持株比率を低下させたりすることで、買収を困難にすることを目的とする。(参考:野村證券

▶️仮想通貨用語集

関連ツイッター社の買収防衛策、「ポイズンピル」を発動

今回の発表でツイッター社の取締役会のブレット・テイラー会長は、以下のようにコメントした。

 

ツイッター社の取締役会は、マスク氏の提案に対し、注意深く包括的に評価を実施した。

 

今回の提案は、株価に十分なプレミアムが上乗せされており、当社の株主にとっても最善の選択になると信じている。

マスク氏は、自身がツイッター社の株式を約9%所有していることを明かしたとされる前日の4月1日の終値より、38%のプレミアムを上乗せして株式を買い取ると提案。1株につき約6,900円(54.2ドル)で買うとしており、買収はおよそ5.6兆円(約440億ドル)規模になる。

今回の発表で、マスク氏は以下のように述べた。

 

言論の自由は、民主主義の基盤である。ツイッターは、人類の未来にとって不可欠な事柄を議論できる、デジタル上の広場だ。

 

ツイッターは非常に大きな可能性を秘めており、これからツイッター社やユーザーのコミュニティと協力して、運営に携われることを楽しみにしている。

マスク氏はこれまでビットコイン(BTC)やドージコイン(DOGE)に関するツイートを投稿したりして、暗号資産(仮想通貨)領域でも大きな注目を集めてきた。以前にはツイッターの有料版サービス「ツイッターブルー」の支払い手段としてドージコインを認めるべきと投稿したこともある。

関連物議を醸す、イーロン・マスクの仮想通貨関連ツイートまとめ

今回の買収は、ツイッター社の取締役会で満場一致で認められたという。2022年内には取引が完了する予定で、これからツイッター社の株主の合意や規制当局の認可を得たり、慣習的な買収完了条件を満たしたりする必要がある。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/17 日曜日
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。
08/15 金曜日
19:30
スイ(SUI)2025年の価格予想と成長の鍵|リスク・注目点は?
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧