ネクソン「メイプルストーリー」、NFTゲーム化を発表

メイプルストーリーN

全世界110カ国で1億8,000万人のユーザーベースを誇る人気PCゲーム「メイプルストーリー」について、新たにNFT(非代替性トークン)ゲームがリリースされることが分かった。

ネクソン・コリア株式会社のカン・デヒョン最高執行責任者(COO)は8日の開発者会議で「メイプルストーリー・ユニバース」と呼ばれる構想を発表。メイプルストーリー・ユニバースは今後リリースされる複数のタイトルで構成され、ユーザーがNFTを獲得、取引、使用するためのツールを含む、エコシステム全体を表すブランド名のようなものとなる。

第一弾ゲームとしてPlay to Earn(プレイして稼ぐ)搭載のロールプレイングゲーム「メイプルストーリー N」がPCとモバイルでリリースされる。モンスターを倒したり、課題のクリア等のゲームプレイを通じてトークンやゲーム内アイテムを獲得できる。ゲームキャラクターとアイテムは全てNFTとなり、特定の市場で仮想通貨に交換して現金化することができる。

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NFTの売買には手数料がかかり、ネクソンとユーザーで分配される。ユーザーの利用度によって手数料率が異なり、よりアクティブなゲーマーほど優遇されるようだ。

「メイプルストーリー」はネクソン・コリア株式会社が開発したMMORPG(多人数同時接続型オンラインロールプレイングゲーム)。様々な島や村でキノコやブタなどのかわいいモンスターと格闘しながら、冒険の旅を進めていく。アバターを採用したオンラインゲームとして人気を博し、2003年4月から現在までサービスを継続。韓国では今でもネットカフェのシェア率TOP10に入るほど人気を維持している。

メイプルストーリー・ユニバースでは、メイプルストーリーの世界をユーザーが自由に作成できるサンドボックス型ゲーム「MOD N」(仮称)のリリース計画もある。「メイプルストーリー N」で獲得したゲーム内アイテムNFTや、メイプルストーリー以外のネクソンのゲームNFTを活用することもできるという。

具体的なタイトルは挙げられていないが、ネクソンは同社の他のタイトルのNFTゲームも提供するという。ネクソンのラインナップには「カートライダー」、「風の王国」などがあり、特に韓国では国民的人気を獲得している。

また、「メイプルストーリーN SDK(開発キット)」を使って、開発者は認定されたゲームオブジェクトで独自のNFTアイテムを作成することができるようになる。ネクソンによると、仮にメイプルストーリーのすべてのブロックチェーンゲーム開発とサービス提供が停止したとしても、「メイプルストーリーN SDK」は残る。クリエイターやユーザーはNFTアイテムを保有し続けることができるので、オープンソースの環境で利用したり、マーケットプレイスで売買できるだろう。

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