規制当局SECとCFTC関係者が、ビットコインETF認可の可能性を示唆|TheICOJournalが報道

米Cboeが申請中のビットコインETF、年内実現可能か
仮想通貨情報メディアTheICOJournalが、SEC、CFTCの情報筋の見解として、Cboeが提出した「ビットコインETF」が年内実現の見通しであると報道した。申請の可否は世界各国から高い関心と期待を集めている。
ETFとは
Exchange Traded Fund (上場投資信託)の略でインデックスファンドの一種。 日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等に連動する運用成果を目指し、東証などの金融商品取引所に上場している投資信託のこと。

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2つの情報源が示した「ETF実現」の可能性

現在、ビットコインはここ2ヵ月の低迷期を乗り越え、右肩上がりの相場を形成しています。

上昇要因の一つとして、SECが前向きにETFの申請を検討し、公にコメントを募集しているなど、前向きな姿勢が一助となっています。

市場はSECによる米国初のビットコインETFの実現に、大きな期待が寄せています。

TheICOJournalの情報 によると、未だ米国における明瞭な法的規制が整備されていない状況を受け、まずはSEC(米国証券取引委員会)とCFTC(米商品先物取引委員会)が共に、初の仮想通貨規制案を制定してから、Cboeが申請に出したビットコインETFの認可を発表する流れとなる可能性が高いと思われます。

今回、TheICOJournalが報道した、CFTCの内部情報は以下の通りです。

私の考えでは、(ETF実現は)90%の確率で通るだろう。なぜなら、一時期過熱していた仮想通貨市場はすでに沈静化しており、BTC先物取引も段々活性を失いつつあるのは規制側も十分理解しているからだ。

今年1月当初(初のビットコインETF申請時)、我々としては早計な許可が、市場に対してバブルの弊害を及ばしかねないと踏んでいたが、現時点ではそのような心配は緩和され始めている。

さらに、SECの元スタッフ(2週間前に辞任)は、以下のように言及しています。

個人的には、今年の9月を目途に”良い結果”が出ると予想している。仮に今回の申請が通らず遅延したとしても、それは規制の観点に過ぎず、将来的には十分解決可能だろう。

最も、規制における最大意義は個人投資家の保護のはずだ。もっと言えば、海外の規制されていないICOや取引所で個人財産が危険に晒させられることと、アセットがオフショアに流れていくことなどを引き止め、本国に取り戻すICOレギュレーションが主要にあると考えられる。

ETFによる今後の展開

もちろん規制当局サイドも、「初のETF」を許可した場合、さまざまなETF申請が雪崩のように押し寄せる可能性があると理解しています。

よって、初めての申請許可は、ETF市場について公平かつ流動性の高い市場の創造を意味することになると思われます。

大口機関投資家の資金が流入することにより、BTC価格が大きな高騰することは幻想ではないと言えるでしょう。

CBOE(シカゴオプション取引所)は先月26日にビットコインETFに関する書簡をSEC(米国証券取引委員会)に提出。SECがビットコインやイーサリアムは有価証券に該当しない事を踏まえ、今回の申請は通るのではないかと注目を集めている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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