米コインベース、プロトレーダー向けNFTマーケットプレイス銘柄「BLUR」上場へ

コインベースがBLURを上場へ

米国の大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは14日、銘柄の新規上場計画を発表した。

対象となるのは、Blur(BLUR)/USDで、イーサリアムネットワーク(ERC-20)で対応。Blurは同日中のトークンアンロックを控えている。

コインベースは流動性が集まり次第BLURの米ドル建て取引サービスを開始する予定、BLURを実験的トークンとして管理し、管轄区域を限定して提供すると加えた。

Blurとは22年10月にローンチされたプロトレーダー向けNFTマーケットプレイス。手数料ゼロと高速アグリゲーション(集約)モデルでトレーダーを獲得。業界最大手プロバイダーOpenSeaのシェアに匹敵しつつある。データサイトDUNEのある統計では、2月14日時点でBlurの出来高は9,030 ETH(18億円)でOpenSeaの7,077 ETHを上回った。

Blurの独自トークンBLURは、2月15日2時に対象参加者にエアドロップ(無料配布)される予定。執筆時点では、OKX、Bybit、Gate、MEXC、Kucoinなどの海外取引所も上場計画を発表している。

関連:OpenSeaの牙城を崩せるか? プロトレーダー向けNFT市場「Blur」の戦略とは

Blurのトークンアンロック

Blurでは、より多くのNFTをリストするほど多くのBLURトークンを得られる。また、Blurを経由して他のNFT電子市場にリストすることで特典につながるスコアを得られるなど、ユーザーの利用率増加の動機の一つとなっている。

Blurは1月中のトークンアンロックを控えていたが、新機能の開発により1か月先延ばし。2月14日の実行を予定していた経緯がある。

Blurのトークンアンロック量は、計三種類のレアリティ(Uncommon、Rare、Legendary)によって変動する。これらのトークンは、Bluerの使用時期に基づいて、事前にユーザーにエアドロップ(無料配布)されたものだ。

関連:米コインベースの最高法務責任者、ステーキング問題でSECを牽制

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