イーサリアム共同設立者、価格操作疑惑の絶えないTether社と仮想通貨USDTを擁護

Tetherは相場操縦に利用されていない
イーサリアムの共同設立者の一人で、イーサリアム上のプロジェクトを促進するフィンテック企業Consensysの創設者であるJoseph Lubin氏が、Yahoo Financeのインタビューに応じ、テザーは相場操縦に関連してないと言及した。
重要なのは価格よりも技術
またイーサリアムの価格変動よりも、根本的な技術開発に注視すべきだとの見解を見せ、イーサリアムのスケーラビリティ改善についても触れた。

テザー社を価格操縦関連で擁護

時価総額2位の仮想通貨で、多くのトークン生成の為に利用されているイーサリアムの共同設立者の一人「Joseph Lubin」氏がYahoo Financeのインタビューに応じ、テザーは「仮想通貨市場の相場操縦に関与していない」と擁護しました。

(そもそも相場操縦が本当に起こっているかは別として)、テザーは相場操縦に関連しているとは思わない。

またLubin氏は、市場操作の疑惑そのものへの疑いを示しました。

現状規制がない為、大手投資家が取引所でやりたい放題している状況にある。

今後、中央集権型の取引所だけでも規制が整えば、価格変動が抑えられるだろう。

仮想通貨市場のボラティリティや変動制の高さの原因を、単に市場操縦を狙う一部の大口投資家になすりつけるだけではなく、そのような行為を野放しにさせている中央集権的な仮想通貨取引所にも責任はあるとLubin氏は指摘しました。

テザーは、価格がアメリカドルに裏付けされている通貨で、1テザーにつき1米ドルという数式を保っていますが、テザーが新規発行される度にその真偽が問われています。

今年6月には、米国FBIでディレクターを歴任したLouis Freeh氏が設立した法律事務所、Freeh Sporkin & Sullivan LLPが調査したところ、実際に発行数に応じた金額がアメリカ某銀行の2つの口座に保管されていることが非公式に発表されていました。

しかし、同じく6月にアメリカのテキサス大学から発表された論文では、2017年の価格上昇の裏にはテザーが価格操作に利用されていたという見解が示され、波紋は広がりました。

イーサリアムの価格について

一方で、2018年1月の最高値から70%以上の下落を見せているイーサリアムの価格について、Lubin氏は中短期での価格の動きより本質的な技術が重要である事を強調しました。

価格上昇は注目を浴びるため、開発者や起業家がエコシステムに参入するきっかけを作ってくれる。

consensysが行っているように、システムインフラの整備に取り組む新しい人材がやってくる。

仮想通貨などのプロジェクトレベルで見られる成長と活動は、昨年の今頃の何十倍にもなる。

Lubin氏の見方は彼のみに留まらず、ライトコイン(LTC)の創設者であるチャーリー・リー氏を筆頭とした開発者が、似たような提言を度々呼びかけています。

イーサリアムは現在取引速度がネットワークの利用者の需要に合わないから取引手数料であるガスの高騰など、スケーラビリティ問題改善が課題の一つとして挙げられていますが、Lubin氏はそういった問題も今後解決するとコメント。

イーサリアムは、ネットワークの分散化が非常に発達している。

スケーラビリティは未だ「フェーズ1」にあるものの、一番表現力が高いパワフルなネットワークだ。

しかし、フェーズ2はすぐ間近であり、1秒間に数千回の取引が可能となるだろう。

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ブルームバーグは24日、「新たに発行された巨額のテザー(USDT)は、ビットコインなどの仮想通貨だけでなく、その他のアルトコイン価格にも影響を及ぼしていない」と報じた。
ライトコインの開発者でライトコイン財団の創設者であるチャーリー・リー氏がCNBCとのインタビューに応じ、弱気相場でも仮想通貨に対する姿勢を崩さないと語った。リー氏は仮想通貨市場が下降気味でも仮想通貨の決済としての導入は増加している点を挙げ、長期的に仮想通貨には期待ができると強調。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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