WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ステーブルコイン流動性がバイナンスに集中、7.2兆円保有でCEX全体の6割以上を支配

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨資金は「流出」から「集中」へ

仮想通貨市場のオンチェーン分析を行うCryptoQuantは17日、中央集権型取引所(CEX)におけるステーブルコインの在庫状況に関する最新の報告を公開した。

それによると、最大手バイナンスの保有額は約475億ドル(約7.2兆円)に達し、主要取引所が持つ全流動性の65%を独占する状況にある。市場の資金がエコシステムから離脱するのではなく、特定のプラットフォームへ集約されている実態を浮き彫りにしている。

現在、バイナンスが保有するステーブルコインの内訳は、テザー(USDT)が423億ドル、サークル(USDC)が52億ドルとなっている。

出典:CryptoQuant

特にUSDTの流動性は前年同期比で36%増加しており、BUSDの取り扱い終了以降、資金が主要なステーブルコインへと急速に再配置されたことを示している。競合他社を圧倒するこの流動性の厚みは、同社の市場支配力をさらに強固なものとする要因となっている。

関連:1.5万BTC保有に バイナンスのSAFU基金が10億ドル規模のビットコイン購入を完了 

一方で、市場全体からの資金流出は沈静化の兆しを見せている。2025年末のパニック局面では1ヶ月で84億ドルもの流出を記録したが、直近1ヶ月の流出額は約20億ドルにまで減少。これは投資家による退場の動きが一段落し、資金が次なる投資機会を伺いながら取引所内に留まっていることを示唆するものだ。

CryptoQuantは、投資家は「離脱」ではなく「待機」の状態にいると見ている。

関連:2025年の調整局面 過去サイクルの「仮想通貨の冬」との違いは?

バイナンスと競合他社との間には、圧倒的なギャップが生じている。第2位のOKXが保有する在庫は95億ドル(シェア13%)に留まり、コインベースは59億ドル、Bybitは40億ドルと大きく引き離されている。

投資家が市場の不確実性を背景に、取引約定力の安定性や低いスリッページを求め、より規模の大きい避難先を選択した結果、流動性の極端な偏りが生じている状況だ。

結論として、現在のCEX在庫状況は、投資家が依然として仮想通貨エコシステム内に留まっている事実を裏付けている。バイナンスへ集中した475億ドルの資金は、センチメントの改善とともにいつでも市場へ再流入し得る「巨大な購買余力」としての側面も持ち合わせている。

関連:ビットコインクジラの売圧軽減せず、大口投資家が数日間で6000億円相当BTCを売却か

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 日曜日
11:30
ビットコイン雇用統計下振れで持ち直し、FOMC議事録と中東情勢が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は950万円割れを試す場面もあったが、米雇用統計の下振れを受けたドル安・金利低下を追い風に1000万円近辺まで持ち直した。FOMC議事録の公表と米・イラン協議の動向が相場の方向感を左右する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(7/3)|ストラテジーの財務・メタプラネットのBTC購入・BTCとETHの相場分析まとめ
今週は、ストラテジーの優先株の財務安定策、メタプラネットの仮想通貨ビットコイン買い増し、シティグループによるビットコインとイーサリアムの相場分析に関する記事が関心を集めた。
07/04 土曜日
14:00
欧州フィンテック大手レボリュート、MiCA遵守でUSDT取扱いを8月末終了予定
欧州最大のフィンテック企業レボリュートが8月31日にUSDT(テザー)のサポートを終了すると発表した。EUのMiCA規制に対応するため7月30日から新規入金を停止し、期日後の残高は法定通貨に自動換算される。
13:35
ウクライナ当局、詐欺の仮想通貨両替ネットワークを摘発 7000万円以上押収
ウクライナ当局は、仮想通貨の両替を装った詐欺網を摘発したと発表。40件超の家宅捜索で現金7,000万円相当を押収した。同国における仮想通貨規制の議論動向も併せて紹介する。
12:00
「ビットコイン保有企業」の先へ リミックスポイントのディープテック戦略
WebX 2026のプラチナスポンサーとして参画するリミックスポイント。ビットコイン保有のイメージを超え、ディープテック特化メディア「DEEP POINT.」を軸とした新たな成長戦略を、代表の原田浩志氏が語る。
10:30
トロン、量子コンピュータ耐性署名をテストネットで試験導入
仮想通貨トロンのDAOが、テストネットで耐量子(PQ)署名の試験運用を開始したと発表。将来の量子コンピュータによる暗号解読リスクに備える取り組みだ。
09:50
ジーキャッシュ『Ironwood』アップグレード、延期含む3案をシールデッドラボが提示
ジーキャッシュ開発組織シールデッドラボの事務局長が、IronwoodアップグレードとZ3スタック移行の同時完了は困難との見解を示し、延期を含む3つのリスク低減策を検討する価値があると提言。
07:30
ストライプ傘下のブリッジ、EUでMiCAとEMIの認可取得
ストライプ傘下のブリッジは、仮想通貨のEU規制MiCAと電子マネー機関のライセンスを取得したと発表。ステーブルコインサービスを拡大すると説明している。
07:05
全米郡保安官協会、クラリティー法への立場を懸念から中立に転換
米国の主要郡保安官団体であるMCSAが仮想通貨市場構造法「クラリティー法」への立場を懸念表明から中立へ転換した。問題の第604条を巡る政権との協議進展が背景にある。
06:20
ビットコイン現物ETFに10日ぶり純流入、米雇用統計下振れ受け利上げ観測後退
6月の米非農業部門雇用者数が予想の約半分となる5.7万人増にとどまり、FRB議長が利上げリスクの低下を示唆。リスク資産への圧力が和らぎ、米ビットコイン現物ETFは10日ぶりに純流入へ転じて2億ドル以上を記録した。
05:45
米上院議員、大統領含む公職者のミームコイン発行禁止法案を改めて推進
米民主党のキルステン・ジリブランド上院議員は3日、トランプ大統領の2025年最大収入源がミームコインと判明したことを受け、公職者とその配偶者による仮想通貨発行禁止法案の成立を改めて議会に求めた。
05:00
サムスン電子など韓国複数社、OUSDのパートナー無断掲載に異議
ドルステーブルコインOUSDのコンソーシアムにパートナーとして名前が掲載されたサムスン電子や新韓フィナンシャルグループなど韓国企業の多くが、正式な合意なしに掲載されたと表明し困惑していると報じられた。
07/03 金曜日
18:07
カルシ予測市場に絡む楽曲操作、スポティファイが50万配信削除
スポティファイは、予測市場カルシでの賭けに絡み楽曲チャートが不正操作された疑いを確認し、約50万回の配信を削除。カルシとポリマーケットにロゴ削除を要求した経緯と、業界で相次ぐ予測市場操作リスクの背景を解説する。
17:10
ビットコイン、長期支持線に接近 フィデリティ幹部が底打ち慎重視
フィデリティでグローバルマクロを統括するジュリアン・ティマー氏は、ビットコインが長期パワーロー支持線(5万8237ドル)に接近していると指摘。反発の材料が乏しく、目先の底打ち判断には慎重な姿勢を示した。
14:47
ビットコイン現物ETF、純流入2.22億ドル 10日連続流出から転換
ビットコイン現物ETFの資金フローが2026年7月2日、10営業日ぶりに純流入へ転換した。SoSoValueのデータによると、フィデリティのFBTCが主導し、ETF資産残高は743億ドル、累計純流入額は510億ドルに達している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧