ビットコイン80万突破も、価格高騰の裏で再燃する疑惑とは|仮想通貨市況
ビットコイン80万突破
ビットコイン価格は9月2日、米ドル建で7000ドル復帰後は勢いが衰えず、日本円建にて80万円を突破、81万円前後で推移しています。
注目点は、TradingViewで確認ができる重要取引所Bitfinexのロングショート比率です。
8月13日に2017年2度目となるショートがロングを超え、急激にショートポジションが増加していることがわかります。
8月20日にはショートポジションが40000BTCを超える程まで増加していることが確認されていました。
ショート自体下落目線でのポジションではあるものの、ショートポジションが過多になる状況は、そのポジション決済時に買いを入れる必要があることで、相場を上向きにする要因となりる状況となっていました。
また、9月1日のCMEのSQ日時に仕掛けが起きる可能性がしてきされていましたが、その当時、過去のSQ日と大きく異なり、CFTCが毎週更新するデータ上ではヘッジファンドのロングが優先となっている状況が報告されており、現物でのヘッジショートに対する先物ロングの状況が、SQ日後の価格に影響した可能性が考えられます。
しかし、大きく注目されたCMEのSQ日(日本時間9月1日0時)に、価格こそ大きく動かなかったものの、再度Bitfinexの動きが疑惑を読んでいたのです。
Bitfinexサービス停止と経緯
日本時間9月1日(土)0:08時に、米国大手取引所Bitfinexは公式ツイッターにて、「一つのサーバーとの接続問題により、取引を一時中止する」と公表しました。
20数分後に、「ホストプロバイダーが通知なくマッチング・エンジンのサーバーを再起動した。。。取引サービスの復旧はこれから30分以上かかる」と説明しました。
そして、最初の発表から60分以上経過し、同日の1:20時にサービスが再開されたと知らせたのです。
今回突如に起こったサービス障害および取引停止は、コミュニティ内ではCMEのSQ日と同時間に起きたことで、再び「価格操縦」という疑惑を再燃させることになります。
Bitfinexは公式ブログにて、データの損失などが見られず、板注文のデータがサーバーへ流し込まれたと掲載してあります。
ユーザーからの非難
まず、TradingViewによれば、Bitfinexのサービス障害発表時、BTCはおよそ6938ドル(約77万円)で取引されており、しかもCMEのビットコイン先物契約8月SQ(日本時間9月1日零時)ほぼ一致していると見られます。
そして、その偶然性につき、ツイッター上でユーザー達がBitfinexが価格操作していると疑いを掛け、以下のように非難している様です。
@Sam51816945さんは、
「CMEのビットコイン先物決済期限と完璧なタイミングだね」
と皮肉を言いました。
@lowstrifeさんは、
「マッチング・エンジンが不具合だったら、これらの板は何を取引している?」
と、その再起動を疑問視しました。
さらに、価格の急騰を指摘。
@Crypt0Entropyさんは、
「もしそのサービス障害が本当なら、誰かがそのホストプロバイダーにお金を渡して、ちょうどCMEのSQに合わせて価格操作するように仕向けただろう。Bitfinexにはきちんと調査を行ってほしい。そして、サーバーを勝手に再開した人物は捕まってほしい」
と強く訴えました
およそ2週間前に、最大100倍のレバレッジが可能な仮想通貨取引所BitMEXは当時予定されたメンテナンスが終わった直後にDDoS攻撃が仕掛けられ、ショートポジションのユーザーが強制清算され、その日における2回目の急騰を引き起こしたと指摘されました。
今後注目すべきBitfinexの動きとは
Bitfinexの公式通知によれば、元々日本時間9月2日に予告された一連のAPI変更を 9月16日に持ち越し、その日には、一つのウェブソケットの接続につき、取引数や板リスト等は250と制限されると予定されています。
このメンテナンスはどのようにBTC価格へ影響を及ぼすか注目すべきだと言えるでしょう。
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