週刊仮想通貨ニュース|米SECのコインベースへの警告に注目集まる、テラのDo Kwon氏を追跡など
今週のニュース
一週間(3/18〜3/24)のニュースを中心にまとめてお届けしていく。
今週は、米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが、米証券取引委員会(SEC)から「ウェルズ通知(Wells Notice)」を受け取ったニュースが最も多く読まれた。
仮想通貨市場については、ビットコイン(BTC)の価格が一時28,000ドル台に上昇したことや、ゴールドの価格が高騰したことなどをまとめた20日のレポートが関心を集めている。
このほか、テラの開発を主導していたTerraform LabsのDo Kwon共同創設者とみられる人物が拘束されたことを報じた記事も注目度が高かった。
今週のニュースランキング
1位:米SEC、証券法違反の疑いでコインベースを調査 ウェルズ通知を送付(3/23)
米コインベースは22日、SECから同日にウェルズ通知を受け取ったことを公表。SECの調査の対象には、上場している仮想通貨やステーキングサービス「Coinbase Earn」などが含まれている。(記事はこちら)
2位:テラのDo Kwon創設者、モンテネグロの空港で逮捕か 現在は身元を確認中(3/24)
バルカン半島の国モンテネグロの内務大臣は23日、Kwon氏とみられる人物を拘束したと発表。Kwon氏は最初、「文書の改ざん」が原因で空港で拘束されたという。(記事はこちら)
3位:元コインベースCTOが米ドルのハイパーインフレに警鐘、ビットコイン100万ドル到達に賭ける(3/20)
コインベースの元最高技術責任者のBalaji Srinivasan氏は18日、米国でハイパーインフレが起こる可能性を警告し、ビットコイン価格が今後3ヶ月で100万ドルに達するという、俄には信じがたい賭けの内容を提示した。(記事はこちら)
相場ニュースランキング
1位:ビットコイン一時28000ドル台に、世界的な金融不安受けゴールドも高騰(3/20)
仮想通貨市場では、ビットコイン価格が一時28,000ドル台に。世界的な金融不安受け、安全資産とされるゴールドも高騰した。(記事はこちら)
2位:ビットコイン反落、FOMCパウエル発言やイエレン議会証言で楽観的な見方が後退(3/23)
ビットコインの価格は前日比2.59%安の27,405ドル。米連邦公開市場委員会(FOMC)におけるPowell FRB議長の発言や、Yellen米財務長官の議会証言が金融市場に影響を与えた。(記事はこちら)
3位:ビットコイン買い意欲は旺盛か、L2最大勢力のアービトラム(ARB)エアドロップへ(3/24)
ビットコイン価格は前日比3.14%高の28,271ドルへ。今週はアービトラム(ARB)エアドロップも大きな注目を集めた。(記事はこちら)
仮想通貨・ブロックチェーン業界ニュース
米SEC、トロン創設者ジャスティン・サン氏らを提訴(3/23)
SECは22日、未登録証券を提供・販売したとして、トロン(TRX)の創設者であるJustin Sun氏に対して訴訟を起こした。ウォッシュトレードを行ったとも申し立てている。(記事はこちら)
ビットコイン・レイヤー2「Stacks(STX)」、年初来で約6倍に高騰(3/18)
ビットコインにスマートコントラクトレイヤーを提供する「Stacks(STX)」の資産価格が急騰。18日時点でSTXは前日比+29%となり、年初来で6倍に増加している。(記事はこちら)
大手Webブラウザ「Microsoft Edge」、仮想通貨ウォレットをテストか(3/21)
Windows用のWebブラウザー「Microsoft Edge」に仮想通貨ウォレットを実装する目的で、IT大手MicrosoftがWeb3開発会社ConsenSysと協業していると報じられた。セルフカストディウォレットの実装計画については社内でも公表されておらず、テスト環境のユーザーがアクセスできるとみられている。(記事はこちら)
ネクソンの「メイプルストーリー」、NFTゲーム構築にポリゴン採用へ(3/23)
大手ゲーム開発企業のネクソン(NEXON)は22日、ポリゴン(MATIC)のブロックチェーンを開発するPolygon Labsとパートナーシップを締結したことを発表。人気ゲーム「メイプルストーリー」のブロックチェーン版を開発するために、ポリゴンの技術を採用する。(記事はこちら)
米SEC、DeFiプロジェクト「Sushi」に召喚状を送付(3/22)
分散型取引所(DEX)のSushiを運営するSushi DAOと「Head Chef」のJared Grey氏は、SECから召喚状を受け取っていることがわかった。Grey氏が22日にフォーラム上で、法的弁護基金の創設を提案している。(記事はこちら)
米大統領経済諮問委員会の報告書「暗号資産はベネフィットを何一つもたらしていない」(3/24)
米国の大統領経済諮問委員会が21日に発行した「2023年版年次経済報告」で、仮想通貨やWeb3技術について否定的な見解が示された。政策について大統領に助言するホワイトハウスの諮問委員会は、レポートの中で「米国は自国のデジタル金融インフラに注力すべき」とも提言している。(記事はこちら)
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します