はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米SEC、証券法違反の疑いでコインベースを調査 ウェルズ通知を送付

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SECがコインベースを調査

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは22日、米証券取引委員会(SEC)から同日に「ウェルズ通知(Wells Notice)」を受け取ったことを公表した。

SECの調査の対象には、上場している仮想通貨やステーキングサービス「Coinbase Earn」などが含まれている。コインベースは取扱銘柄やサービスが合法であることを確信しているとし、訴訟も歓迎すると説明した。

ステーキングとは

一定量の仮想通貨を所定の期間、預け入れることで報酬が得られる仕組みやサービスのこと。報酬は、ブロックチェーンの運営に貢献する対価として受け取ることができる。

▶️仮想通貨用語集

関連米SEC、コインベースの未登録証券提供を捜査か=報道

ウェルズ通知とは、企業や個人に対し、SECが法的措置を講じる予定であることを正式に伝える公文書。SECは最近、仮想通貨の銘柄やサービスに関する規制措置を加速している。

関連米SEC「クラーケンの仮想通貨ステーキングサービスは証券法違反」

今回、調査対象になった全内容は以下。

  • 上場しているデジタル資産の一部(銘柄は未特定)
  • Coinbase Earn
  • Coinbase Prime(機関投資家向けソリューション)
  • Coinbase Wallet

コインベースの説明によると、同社がどのように対応すれば良いかについて、ウェルズ通知には多くの情報は書かれていない。ウェルズ通知は訴訟を意味するものではないが、コインベースが証券法違反をしている可能性があることが伝えられている。

一方でコインベースは、どの上場銘柄が有価証券に該当するのか質問してもSECは回答しなかったと主張。SECへの事業登録についても数カ月に渡って複数の提案をしてきたが、SECは対応を拒んだとも述べている。

関連「ステーキングサービスを証券認定から除外すべき理由」米コインベースがSECに請願書提出

現時点で訴訟されているわけではないため、コインベースはサービスを通常通り運営。一方で、米連邦公開市場委員会(FOMC)や今回の報告が重なり、コインベースの株価は前日比で8.1%下落し、時間外取引でさらに12%値を下げた。

関連米国株・ナスダック反落 FOMC追加利上げ、年内の利下げ期待が後退|23日金融短観

仮想通貨上場は厳格に審査

株式が取引されているように、コインベースはナスダックに2021年4月14日に上場した。今回の発表では、この時と根本的にコインベースは全く変わっていないと指摘。株式上場は、SEC自身による長期にわたる審査を経て実現したはずだと主張した。

コインベースは今回、改めて「有価証券は上場しておらず、証券に相当するプロダクトも提供していない」とも主張。取引所に上場する前に各銘柄を厳しく審査しており、有価証券に該当しないかも審査項目に含まれているとした。

そして、条件を満たさなかったため、審査したうちの90%の銘柄をこれまで上場させなかったとも説明。この審査プロセスは株式上場の際に、SECにも共有したと指摘している。

また、規制ルールを示してくれれば従い、実際の手順を提示してくれれば登録も行うと主張。必要であれば、規制の明確化や、SECの不公平さや不適切さを裁判で証明するために、訴訟にも応じるとした。

関連米SEC委員長「我々はステーキングなどの技術には中立」

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/18 火曜日
17:00
仮想通貨投資で世界との情報格差解消へ AI多言語プラットフォーム「CoinPost Terminal」アルファ版ローンチ
国内最大のWeb3メディアCoinPostは、ビットコインなど仮想通貨市場における世界との情報格差の解消を目指すAI活用プラットフォーム「CoinPost Terminal」α版を公開した。海外の投資関連情報をリアルタイムで収集・翻訳・要約し、「CP-Selected List」と呼ばれる信頼性の高いソースから情報を一元提供する。
13:45
ソラナ5周年 実績振り返りと今後の展望
ローンチから5周年を迎えたソラナの実績と歩みを振り返る。大型支援者FTXの崩壊で、一時は存続の危機に瀕したソラナの復活の要因や、今後の展望について詳説した。
13:15
仮想通貨スイ(SUI)のETF申請 カナリー・キャピタルが米国で提出
カナリー・キャピタルが仮想通貨スイ(SUI)を対象としたETFを米SECに申請した。SUIのETF申請は米国で初めて。
13:15
メタプラネットがビットコイン追加購入の資金を調達、20億円社債発行へ
メタプラネットは新たに総額20億円の社債を発行。EVO FUNDを割当先とし調達資金はビットコイン購入に充当予定だ。償還期日は2025年9月17日でゼロクーポン債としての特徴を持つ。
12:52
ゴールド(金)価格3000ドル突破の背景
金価格が初めて1オンス3000ドルを突破した。トランプ政権の関税政策による貿易戦争懸念とインフレリスクが主な要因と分析される。金価格のターゲットを上方修正するアナリストも。
09:40
OKX、「ラザルス」対策でDEXアグリゲーターを一時停止
仮想通貨取引所OKXは、北朝鮮ハッカー集団「ラザルス」の悪用防止策として「OKX Web3」DEXアグリゲーターを一時停止した。Bybitハッカーのマネロンに使われたという疑惑は否定した。
08:46
CZ氏関連の投資会社、Plumeに戦略投資 価格が高騰
YZi Labs(旧Binance Labs)が実物資産のオンチェーン化を推進するPlume Networkに出資。Plumeは180以上のプロトコルと提携して3月までにメインネット立ち上げを予定している。
08:15
ビットコイン、米株連動で約50万円上昇も冬入りに警戒|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で約50万円超の上昇となった。17日に発表された2月の米小売売上高が市場予想を大幅に下回ることはなく、米国経済の景気後退懸念が後退したことが背景にある。
07:30
韓国中銀「ビットコインの準備金保有は議論も検討もしていない」
韓国の中央銀行は、仮想通貨ビットコインを外貨準備金として保有しない意向であることがわかった。その理由を説明し、米トランプ政権とは対照的な姿勢を示している。
07:05
リップル社、「Ripple Custody」商標申請で仮想通貨カストディ事業を拡大へ
リップル社が新たに「Ripple Custody」の商標を申請し、仮想通貨カストディ分野への進出を強化。2024年10月のカストディサービス開始に続き、ウォレット開発の可能性も示唆される。
06:45
北朝鮮、ビットコイン保有量がブータン・エルサルバドル超え 国家支援ハッキングで
北朝鮮のハッカー集団ラザルスが1700億円相当のビットコインを保有していることが判明。バイビット流出後の仮想通貨ETHからビットコイン交換が主な要因となっている。
06:25
CMEでソラナ先物取引開始、13件の現物ETF申請の承認可能性高まる
シカゴ・マーカンタイル取引所で仮想通貨ソラナ先物取引が開始。時価総額6位の仮想通貨の成熟を示す重要な一歩となり、13件の現物ETF申請の承認可能性が高まる。
06:10
スタンダードチャータード、イーサリアム価格予測を1万ドルから4000ドルに下方修正 L2の台頭が主因
スタンダードチャータード銀行が仮想通貨イーサリアムの2025年価格予測を大幅下方修正。一方、将来的には7,500ドルまで回復する可能性も。
05:45
ストラテジー社、130BTCのビットコイン買い増し 
米ストラテジー社は17日、仮想通貨ビットコインを130 BTC買い増ししたことを公表した。現在最大210億ドルの資金調達を目指している。
03/17 月曜日
16:00
Cocoroとは?ドージコイン系譜×かぼすママ公認の背景と買い方
本記事では、かぼすママ「公認」とされているBaseチェーン上のCocoroについて、トークンの概要や特徴、買い方を中心に解説します。 目次 Cocoro(COCORO)概要 か…

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧