MetaMask、「Buy Crypto」をブラウザ版Portfolio Dappに追加 銀行振込やPayPal等に対応

Buy Cryptの追加

暗号資産(仮想通貨)ウォレットのMetaMaskは11日、資産管理ポータル画面「Portfolio Dapp」に新機能「Buy Crypto」を追加したと発表した。これにより、モバイルアプリで利用可能だったBuy Cryptoアグリゲーション機能が、ブラウザ版でも使用できるようになった。

ブラウザ拡張機能において「Buy」をクリックすると、Portfolio Dappの専用ページが開き、8種類のネットワーク上で90以上のトークンを購入できる。対応するネットワークは以下の通り。

  • イーサリアム(ETH)
  • ポリゴン(MATIC)
  • アービトラム(ARB)
  • BNB
  • アバランチ(AVAX)*C-Chain
  • ファントム(FTM)
  • オプティミズム(OP)
  • セロ(CELO)

「Buy Crypto」は、デビットカードやクレジットカード、PayPal、銀行振込、ACH(米国の送金ネットワーク)などの支払い方法に対応。189カ国以上のユーザーに提供される(日本は対象外)。

関連:MetaMask、ウォレットアドレス使ったウェブサービスのログイン機能に対応

MetaMaskの仮想通貨購入機能

MetaMaskは、22年6月に「仮想通貨購入アグリゲーター機能」をローンチ。以来、世界中の7社以上の決済プロバイダーと提携してきた。22年12月にMetamaskは米送金大手PayPalとの提携を発表していた。

この提携により、MetaMaskのユーザーはウォレットアプリ上からPayPalアカウントを通じてETHを購入したり、PayPalのデジタルウォレットにあるETHをMetaMaskに送金することが可能になった。ただし、PayPalとMetaMaskの連携は、米国ユーザーに限定されていた。

PayPalは以前から、プラットフォーム上でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を含む4銘柄の取引・保管機能をユーザーに提供してきた。MetaMaskとの提携により、自己管理型ウォレットへの対応が初めて実現していた。

関連:PayPalとMetaMask提携、ETH売買簡易化へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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