米国株大幅反発 メタ+14%、米GDP2期連続で減速|28日金融短観
4/28(金)朝の相場動向(前日比)
- NYダウ:33,826ドル +1.5%
- ナスダック:12,142ドル +2.4%
- 日経平均:28,457円 +0.1%
- 米ドル/円:133.9 +0.2%
- 米ドル指数:101.4 +0.01%
- 米国債10年:年利回り3.5 +2.8%
- 金先物:1,996ドル +0.05%
- ビットコイン:29,669ドル +5%
- イーサリアム:1,919ドル +3.7%
伝統金融
暗号資産
本日のNYダウは+524ドルと大幅に反発。ナスダックは+287.8ドルで取引を終えた。前日引け後に発表されたメタの好決算が相場を支えた格好だ。
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米1-3月期の実質GDP
- 実質GDP:結果1.1% 予想2.0% 前回2.6%
- 個人消費:結果3.7% 予想4.2% 前回1.0%
- GDPデフレータ:結果4.0% 予想3.7% 前回3.9%
- PCEコアデフレータ:結果4.9% 予想4.6% 前回4.4%
米商務省が27日夜に発表した1-3月期の実質GDP速報値は前期比1.1%増と、伸びは昨年第4・四半期の2.6%から縮小し、予想2.0%を大幅に下回った。
米経済活動の3分の2超を占める個人消費は3.7%で前回の1.0%から増加してしたものの、FRBの金利引き上げの影響が拡大する中、経済活動の鈍化が予想されており、景気後退リスクへの懸念は高まっているようだ。米GDPは2022年前半は2期連続のマイナス成長に陥ったが、個人消費が堅調に推移し、昨年7-9月期に3.2%とプラス成長に転じたものの、10-12月期は2.6%増に減速した。
また、FRBがインフレの指標として注目する個人消費支出(PCE)価格指数は、総合が前期比4.2%上昇し、コアの方は4.9%と、市場予想の4.6%および前回の4.4%を上回り、12ヶ月ぶりの高い伸びとなった。
今回のデータなどを踏まえると、5月4日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25ポイント利上げが発表される可能性が高い。3月単月の個人消費支出/PCEデフレーターは今夜発表される。
今週以降の経済指標
- 4月28日21時30分(金):米3月個人消費支出/PCEデフレーター
- 5月1日23時00分(月):米4月ISM製造業景況指数
- 5月4日3時00分(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表
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米国株
米IT・テック株はメタの大幅高に牽引され全面高となった。個別銘柄の前日比:NVIDIA+1%、c3.ai-0.5%、テスラ+4.1%、マイクロソフト+3.2%、アルファベット+3.7%、アマゾン+4.6%、アップル+2.8%、メタ+13.9%。
メタ決算
前日発表の決算を受けてメタは13.9%高。4-6月(第2四半期)売上高が最大320億ドルになるとの見通しを示し、アナリスト予想の295億ドルを上回ったことが好感され、デジタル広告の回復の兆しも材料視された模様だ。
ただ、メタバース部門の「Reality Labs(リアリティーラボ)」の1-3月期の営業損失は39億9,000万ドルで、売上高は前年同期比で51%減の3億3,900万ドルとなり、予想を下回った。
今回の決算発表で、ザッカーバーグCEOはAI事業の強化について言及したが、損失を出し続けていたメタバース開発からAIへの取り組みに軸を移した意味ではなく、「われわれは何年も前からAIとメタバースの両方に力を注いできたし、今後も両方に注力し続ける。両分野は関連性もある」と述べた。
仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)
- コインベース|54.1ドル(+0.5%/-8.2%)
- マイクロストラテジー|318.6ドル(+6.4%/+9.4%)
- ハット8マイニング|1.8ドル(+4.6%/+7.6%)
ビットコインやナスダックの反発を受けて仮想通貨関連株も全面高になった。
コインベースについては、アームストロングCEOが4月24日付けで160万ドル相当のコインベース株を売却したことが報告された。アームストロング氏は250億ドル分の株式を持っていた。
売却の理由について、人類が直面しているさまざまな課題の解決のためのサイエンスとテック領域を支援するためだとみられる。同氏は昨年10月に、今年中には2%ほどの持分を売却する見通しを示した経緯がある。
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