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NYダウ・ファースト・リパブリック続落 メタ好決算で大幅高|27日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

4/27(木)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,301ドル -0.6%
  • ナスダック:11,854ドル +0.4%
  • 日経平均:28,416円 -0.7%
  • 米ドル/円:133.5 -0.04%
  • 米ドル指数:101.4 -0.3%
  • 米国債10年:年利回り3.4 +1.3%
  • 金先物:1,998ドル +0.0%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:28,210ドル +0.1%
  • イーサリアム:1,851ドル -0.8%

本日のNYダウは−228.9ドルと続落。ナスダックは+55ドルで取引を終えた。ファースト・リパブリック銀に関する複数の報道が投資家心理を悪化させたようだ。一方、前日のマイクロソフトの好決算はナスダックを支えた。

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ファースト・リパブリック

経営難に陥っているファースト・リパブリック・バンクは-29.7%と大幅続落。連邦準備制度理事会(FRB)からの融資を制限される可能性があることが関係者によって明らかになり、下落を加速させた。背景には、米連邦預金保険公社(FDIC)が同行の格付け(非公開評価)を引き下げる可能性について検討していることがある。

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ブルームバーグによると、同行はこの数週間、救済措置を見つけられないでいる状況だ。昨日は500億-1000億ドル相当の資産売却を模索していると報じられた。一方、昨夜のCNBC報道によると、同行のアドバイザーらは3月に一度救済したJPモルガンやシティなどの米大手行に対し、ファースト・リパブリックから市場価格を上回る水準で社債を購入するよう働きかける見通しだという。

ファースト・リパブリックの問題がセクター全体に深刻な影響を及ぼし得るとの懸念は再び高まっているが、預金水準の回復が期待されるパックウェスト・バンコープが7.5%上昇したことから、影響は限定的との見方もある。

なお、米政府が現時点で救済プロセスへの介入に消極的という報道も嫌気された格好だが、米財務省はこの問題をシステミックリスクとは見做していないとみられる。

出典:Tradingview

今夜は、1-3月期の実質国内総生産・PCEのデータ(速報値)が発表される予定だ。

  • 実質GDP:予想2.0% 前回2.6%
  • 個人消費:予想4.2% 前回1.0%
  • GDPデフレータ:予想3.7% 前回3.9%
  • PCEコアデフレータ:予想4.6% 前回4.4%

今週以降の経済指標

  • 4月27日21時30分(木):米1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)・コアPCE
  • 4月28日21時30分(金):米3月個人消費支出/PCEデフレーター
  • 5月1日23時00分(月):米4月ISM製造業景況指数
  • 5月4日3時00分(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表

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米国株

米IT・テック株の個別銘柄の前日比:NVIDIA+2.7%、c3.ai+0%、テスラ-4.3%、マイクロソフト+7.2%、アルファベット+0.1%、アマゾン+2.3%、アップル-0.006%、メタ+0.8%。

メタ決算

メタは時間外で+11.6%高。1株利益と売上高も予想を上回ったことが好材料となった。

第1・四半期決算では、売上高は286億5,000万ドルで、予想の276億6,000万ドルを上回った。また、純利益は1株当たり2.2ドルと、市場予想の2.03ドルを超えた。前年同期の2.72ドルからは減少した。

同社はこれまで大規模な人員削減や支出削減を実施してきたが、人工知能(AI)やメタバースといった新興分野への投資は継続していくとした。ロイターによると、マーク・ザッカーバーグCEOは人工知能事業について、「アプリやビジネス全体で良い結果をもたらしている。より良い製品をいち速く生み出し、長期的ビジョンの実現に向けてより強い立場に立てるよう効率化を進めている」と述べたという。

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース|53.8ドル(-2.9%/-8.7%)
  • マイクロストラテジー|299.4ドル(+2.9%/+2.9%)
  • マラソン・デジタル・ホールディングス|9.4ドル(+5.2%/+5.9%)

ビットコインは27日朝方、29,740ドルから27,235ドルまで急落し、昨夜の上昇幅を消した。

出典:バイナンス

背景に関しては、バイナンスとCZ氏がCFTCとの訴訟のために企業専門弁護士(ホワイトカラー弁護士)を起用したことや、Arkhamの送金アラートの誤作動などが指摘されている。

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