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ビットコイン、7月は季節的に強気傾向も反発は一時的か=クリプトクアント

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 過去データで7月は上昇で終わる傾向
  • ブルスコア指数は弱気相場水準

ビットコイン反発も弱気相場内と見解

暗号資産(仮想通貨)分析企業クリプトクアントは8日、週間市場レポートを発表。ビットコインは季節的な背景と需要の回復が前向きな兆候を示す中で反発したが、一時的なものと分析した。

ビットコインは先週、弱気相場における新たな安値である57,700ドルから約11%反発して64,000ドル近辺で取引され、現在は重要なサポートラインである60,000ドルの水準を回復している。

出典:クリプトクアント

クリプトクアントは季節要因として、7月は強気派に有利な傾向があると指摘した。過去10年間、ビットコインは7月に上昇して月を終えることが多く、弱気相場だった2018年(月間約20%上昇)や2022年(約17%上昇)でも反発を見せていたと述べる。

また、7月に入ってからの上昇は、ビットコインの総需要が中立水準へと回復している動きに支えられている可能性があるとも続けた。

ビットコイン価格が5万8,000ドル付近まで下落した6月初旬に、総需要(現物および無期限先物の合計)の30日間変動幅は約マイナス65万BTCまで急落していた。2022年以来の最低水準を記録した格好だ。

その後、需要は中立水準近くまで回復。投機的な先物需要がわずかにプラスに転じており、現物の見かけ上の需要(新たに市場で吸収されたBTCの量 − 新たに供給されたBTCの量の推計)の縮小ペースも5月中旬以来の低水準となっている。

出典:クリプトクアント

また、米国の現物需要を示す指標であるコインベース・プレミアム指数は、6月初旬に大きくマイナス圏へ沈んだが、その後マイナス0.062まで回復。米国の取引所における売り圧力が緩和していることを示唆している。

クリプトクアントは、依然としてゼロを下回ってはいるものの、プレミアムの改善はビットコインが6万4,000ドルまで回復した動きと連動しており、機関投資家の意欲が安定しつつあることを示していると分析した。

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価格は短期的に割安な水準に達し、トレーダーの未実現損益(P/L)マージンは6月初旬に-24%まで達した。平均的な短期トレーダーが24%程度の含み損を抱えている状態だ。割安の基準値である-12%を大きく下回っている。

クリプトクアントは、ビットコインがこうした短期的な割安領域に達した後、価格が回復する可能性もあると述べる。過去には、こうした数値は短期保有者が投げ売り(キャピチュレーション)を行う局面での局所的な底値と一致することが多かった。

その後、価格が57,700ドルから反発するにつれて未実現損益(P/L)マージンも回復し始めており、これは市場が売られすぎ・割安な水準から反発している動きと一致している。

しかし、クリプトクアントの「ブルスコア指数(Bull Score Index)」は20という弱気な水準にとどまっている。この指数は様々なオンチェーン・市場指標から状況を0〜100のスケールで示すものだ。

40以下が弱気ゾーンであり、現在の20という数字は、強気転換の基準(60以上)からは程遠い状態である。

クリプトクアントは、持続的な上昇や本格的な強気相場への移行には、スコアが60を上回る水準まで回復する必要があり、今回の反発はトレンド転換ではなく、弱気相場における一時的な回復と捉えるのが妥当だと見解を示した。

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