イーロン・マスク氏、ツイッターのCEOを退任へ 後任決定を発表
後任のCEOが決定
大手SNSのツイッターを率いるイーロン・マスクCEOは、後任のCEOが決定したことを発表した。
*13日更新:マスク氏はリンダ・ヤッカリーノ氏(Linda Yaccarino)が次期CEOであると公表した。ヤッカリーノ氏は広告販売のベテランであり、米メディア大手コムキャスト傘下NBCユニバーサルの広告責任者を務めている。
(12日の報道)氏名は明かさずに「彼女」とだけ説明し、新CEOが6週間以内に業務を開始すると述べている。新CEO就任後マスク氏は、エグゼクティブチェア(会長)とCTO(最高技術責任者)として、プロダクトやソフトウェア、システムの監督を行うとした。
ツイッターの運営企業については先月、ツイッター社がマスク氏の「Xコーポレーション」と合併したことが裁判書類から明らかになっている。上記ツイートの「X」というのは、企業名を指す。
マスク氏は昨年12月、ツイッターのCEOを続けるべきかアンケートを実施。その結果にもとづき、後任が見つかりしだいCEOを退任すると説明していた。
現在マスク氏は、テスラ社やスペースX社などのCEOを兼任。この負担の多い兼任には、特にテスラ社の株主から批判の声が上がっていた。
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ツイッターの動向
マスク氏は2022年10月、ツイッターの買収を完了。以前から、決済機能などを搭載して、ツイッターを「スーパー(万能な)アプリ」にしたい考えを示している。22年10月には「ツイッターの買収で、万能アプリ『X』の構築を加速させる」とコメントしていた。
買収後は万能アプリの構築に向けて尽力している。大規模なリストラや運営方法などに批判の声も上がる中、これまでも実際にツイッターのアプリは変化を続けてきた。最近では先月、ソーシャル投資プラットフォーム「eToro」とパートナーシップを締結し、暗号資産(仮想通貨)などの検索機能を拡充することが発表されている。
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マスク氏はツイッター買収以前から、仮想通貨に高い関心を示してきた。仮想通貨についてツイートすることも多く、市場で価格を動かす影響力を持つ。
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ツイッターの買収をバイナンスが支援したことからも、ツイッターの新しい機能やサービスには、仮想通貨領域からも注目が集まっている。これまでは、ツイッターが仮想通貨決済を導入する可能性や、仮想通貨かは未定だが独自通貨を発行する可能性も伝えられていた。
バイナンスとは
取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多い大手仮想通貨取引所を運営。他にもベンチャーキャピタル部門の活動や教育コンテンツの提供、慈善活動など幅広い事業を展開している。22年11月には、日本市場への進出を発表した。
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