はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

2026年1Qの仮想通貨市場は前向き、ビットコインに割安感=コインベース共同レポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たな基盤でスタート

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースの機関投資部門とオンチェーン分析大手Glassnodeは26日、2026年第1四半期(Q1)の仮想通貨市場の見通しをまとめた共同レポート「Charting Crypto」を公開した。

2025年10月の大規模なレバレッジ清算イベントでダメージを受けた市場は、過剰なレバレッジが一掃され、「より健全な状態」で新年を迎えたと評価。以下のような比較的安定したマクロ環境の中、Q1の見通しは明るいと主張している。

  • 米国のインフレ率は2025年12月時点で2.7%で安定
  • アトランタ連銀のGDPNowモデルでは、2025年Q4の実質GDP成長率が年率5.3%(予測値)と堅調
  • FRBが2026年に合計50bp(2回)の利下げを実施する公算大

レポートは、FRBによる利下げはリスク資産全般、特に仮想通貨にとって追い風となるとの見方を示した。また、米国における仮想通貨市場構造法案の進展に対しても、期待を寄せている。

一方で、懸念材料として雇用市場の減速を挙げた。米国の2025年の雇用増加数は58.4万人にとどまり、2024年の200万人から大幅に減少している。AI導入の影響も指摘されており、雇用環境がさらに悪化した場合、投資家のリスク許容度が低下する可能性があると指摘した。

さらに、地政学的緊張の高まりにも言及。とりわけエネルギー市場の混乱を招くような事態が深刻化した場合、投資家心理に悪影響を及ぼす恐れがあるとして注意を促している。

関連:仮想通貨市場低迷の背景にAI業界との競争も=デルファイ分析

関連:ビットコインの価値を再定義、「エネルギー通貨」として業界で再評価

投資家アンケート

レポートでは、両社が2025年12月10日から2026年1月12日にかけて、世界の投資家148名(機関投資家75名、個人投資家73名)を対象に行った、アンケート調査の結果を報告している。

その中で注目すべきは、市場心理の変化だ。

回答した投資家の約4分の1(機関26%、個人21%)が、市場サイクルが弱気相場の局面にあると考えている。これは前回調査(それぞれ2%、7%)から大幅な増加となっており、心理面では明確に慎重姿勢が強まっている。

しかし、その一方で、約3分の2の投資家(機関62%、個人70%)が10月以降、「ポジションを維持、もしくは増やしている」と回答しており、大規模な資金流出は起きていない。また、ビットコインに対する評価では、機関投資家の約4分の3(70%)と個人投資家の5分の3(60%)が、ビットコインは過小評価されていると考えている。

さらに、機関投資家の49%、個人投資家の48%が、短期的な10%超の下落が起きても現在の保有比率に変更を加えず、既存ポジションを継続保有する意向を示している。一方、機関投資家の31%、個人投資家の37%は、同様の条件下で押し目買いを実行すると回答した。

関連:日米協調介入への警戒で円急騰、ビットコイン市場に与える二面性とは

市場の概況

レポートは「短期的には大型銘柄、特にビットコインが有利」とし、ビットコインに対して楽観的な見方を示している。

ビットコインのドミナンスは、2025年10月のアルトコインの暴落にも関わらず、2025年第4四半期に比較的安定し、四半期を通して58%から59%へ微増するにとどまった。

ビットコインのデリバティブ市場では、オプションの建玉(OI)が増加し、永久先物のOIを上回った。特に下落リスクに備えるプットオプションの需要が高く、投資家がリスク管理を重視していることがうかがえる。

ビットコインの市場センチメントは、未実現純損益(NUPL:Net Unrealized Profit/Loss)指標で低調を示しており、10月に「信念」から「不安」へと悪化して以降、その状態が続いている。

2025年第4四半期には、短期保有のビットコイン活動が活発化し、3カ月以内に移動した供給量が37%急増した。一方で、1年以上不動のビットコイン供給は2%減少した。レポートはこれを「長期保有者が保有資産を売却し始めたことを示唆し、市場が分配局面に入った可能性が高い」と分析している。

関連:レイ・ダリオ「世界秩序は崩壊の瀬戸際に」、ビットコインの真価問われる

イーサリアムについて

イーサリアムは、2025年を通してセンチメントが大きく変動し、Q1に投げ売りステージに達した後、Q3には楽観ステージまで回復したが、Q4には恐怖ステージへと後退した。

レポートは、イーサリアムが2022年6月に開始したサイクルの終盤に近づいていると指摘する。2025年初頭には苦戦したが、このサイクルで ETHは約2.7倍の上昇を記録した。

2025年のPectraおよびFusakaアップグレードにより、トランザクション数は過去最高を更新する一方で、L2手数料は大幅に低下した。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/15 日曜日
11:30
ビットコイン底堅さも上値重く、FOMCとイラン情勢が焦点|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC円相場は1140万円台で底堅く推移。イラン紛争長期化による原油高・米金利上昇が上値を圧迫する一方、財政懸念の高まりはBTC支援材料となる可能性も。17〜18日のFOMCでのタカ派シフトリスクにも注目。
09:30
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETHのAIエージェント規格発表やリップルの企業評価額8兆円など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース|BTC採掘数の2000万枚突破やブラックロックのファンド解約制限に高い関心
今週は、ブラックロックのファンド解約制限、仮想通貨ビットコインの採掘済み数の2000万BTC突破、アーサー・ヘイズ氏の投資戦略に関する記事が関心を集めた。
03/14 土曜日
13:20
量子コンピュータがビットコインを破るのは10〜20年後で猶予あり、アークインベスト予測
キャシー・ウッド氏率いるアークインベストが量子コンピュータのビットコインへの脅威を分析。現状は脅威なしとしつつ、今後のリスクを楽観・中立・悲観シナリオで解説した。
10:49
ストラテジー、単週で1.1万BTCを追加取得か──「画期的」と評価される資金調達手法STRCの全貌
マイケル・セイラー率いるストラテジーが変動金利永久優先株「STRC」の売出を通じ、1週間で8億ドル超を調達して1.1万BTC以上を購入した可能性が浮上。既存株主の希薄化を防ぐ画期的な資金調達手法の詳細と、市場専門家の見解を最新推計と共に解説。
09:50
ユーロポールら、違法プロキシ摘発 5億円超の仮想通貨押収
ユーロポールと米司法省が違法プロキシ「SocksEscort」を摘発。163か国36万台超のデバイスを乗っ取り、不正IPアドレス提供で仮想通貨詐欺などを助長していた。
09:20
メタコンプ、アリババ出資で累計55億円調達 ステーブルコイン決済基盤のアジア展開を加速
シンガポールのメタコンプは3月にアリババが参加したプレA+ラウンドを完了し、3カ月間の累計調達額が3500万ドルに達したと発表した。
08:20
米財務省、北朝鮮IT労働者の不正活動で制裁措置
米財務省は、北朝鮮のIT労働者の不正活動に携わったとして6名の個人と2社に制裁措置をとったと発表。仮想通貨ビットコインなどのアドレスも制裁対象リストに追加されている。
07:10
仮想通貨富豪のネイビス島開発に「贈賄」疑惑か、住民への月額100ドル支給提案に波紋
ビットコイン初期投資家のオリヴィエ・ジャンセンス氏が、カリブ海のネイビス島で進める「デスティニー・プロジェクト」が物議を醸している。政府承認を条件とした全住民への月給支給提案に対し、野党から「公的贈賄」との厳しい批判が上がった。
06:30
USDCが調整済み取引量でUSDTを上回る、みずほ証券がサークルの評価引き上げ
みずほ証券が2026年3月13日付リポートで、サークルのUSDCが2026年累計調整済み取引量においてテザーのUSDTを7年ぶりに逆転したと報告した。
06:00
著名投資家ドラッケンミラー、ステーブルコインが15年以内に決済の「主流」になると予測
億万長者投資家のスタンレー・ドラッケンミラー氏が、ステーブルコインの将来性を高く評価。今後10〜15年以内に世界の決済システムが同技術に移行するとの見解を示した。
05:40
イーサリアム財団、組織指針「EF使命文書」を公開 エコシステムにおける役割を明文化
イーサリアム財団は3月13日、組織の使命と原則を明文化した「EF Mandate」を公式ブログで公開した。検閲耐性・オープンソース・プライバシー・セキュリティからなるCROPS原則を中核に据え、財団を「多数いるステワードの1つ」と位置づける内容となっている。
05:00
大手銀HSBCとスタンダードチャータード、香港のステーブルコイン発行ライセンス第1陣取得へ
HSBCとスタンダードチャータード銀行が香港金融管理局(HKMA)によるステーブルコイン発行ライセンスの第1陣として認可される見通しで、香港が仮想通貨ハブ構築に向けた規制整備を加速させている。
03/13 金曜日
21:20
TOKEN2049 Dubai、2027年4月に延期 地域情勢の不透明さ受け開催断念
世界最大級のWeb3カンファレンス「TOKEN2049 Dubai」が、地域の安全保障や国際的な移動・物流への影響を理由に2027年4月21〜22日へ延期。登録済みチケットは自動移行、TOKEN2049 Singaporeへの振替も可能。
18:05
JPYC向け会計監査ツール「JPYC Explorer」提供開始 アステリアと暗号屋が共同開発
アステリアと暗号屋が日本円ステーブルコインJPYC向けの会計監査ツール「JPYC Explorer」を共同開発。自社管理型フルノードによる取引検証で、監査法人・上場企業のブロックチェーン監査に対応する。4月1日提供開始、月額50万円から。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧