- 詐欺師が開発した偽物のアプリを提供
- アップルは迅速に対応したと主張
アップルを提訴
IT大手アップルのアプリストア(App Store)にあった暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のウォレットを使った3名のユーザーが、同社を提訴していることがわかった。
原告であるユーザーは、対象のウォレットを使ったことで、3名の合計で約180万ドル(約3億円)をだましとられたと主張。アップルによるアプリのレビューが十分でなかったとして、法律違反であると訴えている。
アップルに特化したメディアである「MacRumors」が公開した7月24日付の訴状によれば、今回の原告が使用したウォレットアプリは偽物の「Sparrow Wallet」。このアプリは本物があり、偽物はあくまで詐欺師が本物に似せて作成したものである。
原告は、偽物のアプリがアップルのアプリストアで提供されていることをSparrow Walletの創設者らが複数回指摘していたことにも言及した。
資産が盗難された事例
今回の偽物のアプリは、本物の開発元が提供していないはずのiOSのアプリストアで提供されていた。原告の1人は、アップルの製品やサービスを20年以上使っていたという。
この原告は、アップルのアプリストアを信頼し、2025年7月25日にSparrow Walletをダウンロード。そして、指示に従ってシードフレーズを入力すると、即座にビットコインが詐欺師に転送され、アプリが本物ではないことに気づいた。
シードフレーズとは
12個や24個の単語からなり、ウォレットを復元して、ウォレットに関連づけられた仮想通貨にアクセスする場合などに利用される。リカバリーフレーズやニーモニックフレーズなどとも呼ばれる。
訴状では、偽物のアプリをダウンロードできるようにしたアップルは、アプリストアは安全で信頼できると宣伝しておきながら、十分なレビューや監視を行っていなかったと指摘している。
関連記事:アップルのApp Storeに偽のレジャーアプリ、950万ドルの盗難被害が発生
アップルのApp Storeに掲載された偽の「Ledger Live」アプリにより、約950万ドルの仮想通貨が盗難被害。ZachXBTによる調査で、50人以上の被害者や大規模なマネーロンダリングの実態が判明。
アップルのコメント
今回の訴訟に関して、アップルはMacRumorsのコメント要請に対し「当社は迅速に対応を行い、Sparrow Walletを装う全てのアプリをアプリストアから削除し、関連する開発者アカウントを停止した」と述べているとMacRumorsは報じた。
また、「アップルのサービス上のコンテンツによって知的財産権が侵害されていると疑う開発者は、当社の法務部門に申告できる」ともコメント。他にも「詐欺の被害に遭ったユーザーも報告することができるようになっている」と説明したという。



WebX完全ガイド
TOP
新着一覧
取引所
WebX








































