4/21(金)朝の相場動向(前日比)
- NYダウ:33,786ドル -0.3%
- ナスダック:12,059ドル -0.8%
- 日経平均:28,657円 +0.1%
- 米ドル/円:134.2 +0.00%
- 米ドル指数:101.8 -0.1%
- 米国債10年:年利回り3.53 -1.8%
- 金先物:2,016.6ドル +0.4%
- ビットコイン:28,191ドル -2.9%
- イーサリアム:1,940ドル -1.1%
伝統金融
暗号資産
本日のNYダウは−110.ドルと続落。ナスダックは−97.6ドルで取引を終えた。前日のテスラの決算発表や、新規失業保険申請件数など悪い材料を受けて景気後退への懸念が広がった模様だ。
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米新規失業保険申請件数
米国の新規失業保険申請件数は4月15日終了週で前週比5,000件増の24万5,000件。予想の24万件を上回った。また、4月8日終了週の失業保険の継続受給者数は予想の182万5,000人を超えて186万5,000人増となった。2021年11月以来の高水準だ。
ブルームバーグによると、継続受給者数の4週移動平均は昨年10月以降毎週増加中。労働市場の継続的軟化が示唆された。
米中古住宅販売データ
また、全米不動産業者協会が20日に発表した3月の中古住宅販売件数は、前月比2.4%減の年換算444万戸で、市場予想の450万戸及び前月の455万戸を下回った。
住宅ローン金利が一時上昇に転じたことが購入希望者を敬遠させた可能性が高く、住宅市場は一部に安定化する兆しもあるが、依然として回復の足取りが不安定な状況が懸念されている。
要人発言
米クリーブランド連銀のメスター総裁は20日、インフレ抑制のためあと1回の利上げを支持する考えを示唆。政策金利が5%を超えた状態をしばらくの間維持する必要があるとし、「一段の引き締めがどの程度必要かどうかは、経済と金融の動向、および米当局の金融政策目標に対する進展度合いによるだろう」と述べた。
米アトランタ連銀のボスティック総裁も今週18日に政策金利をあと1回(0.25ポイント)引き上げることを支持する姿勢を見せた。
また、景気後退リスクに関しては、米セントルイス連銀のブラード総裁やボスティック総裁も回避する見通しを示したが、景気後退確率を示すニューヨーク連銀のモデルは60%に向かって上昇している。ブルームバーグがまとめたデータによると、株式相場が底打ちするのは、景気後退が始まってから平均で9カ月後だという。
今週以降の経済指標
- 4月21日22時45分(金):米4月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
- 4月27日21時30分(木):米1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)・コアPCE
- 4月28日21時30分(金):米3月個人消費支出/PCEデフレーター
- 5月1日23時00分(月):米4月ISM製造業景況指数
- 5月4日3時00分(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表
米国株
現在のところ、S&P500企業の16%ほどが決算を発表しているが、まちまちな内容だった。テスラの前日の減益報告は株価を約-10%下落させており、IT・ハイテク株の足を引っ張った格好だ。
*昨日の決算内容
米IT・テック株の個別銘柄の前日比:NVIDIA-2.9%、c3.ai-8.8%、テスラ-9.7%、マイクロソフト-0.8%、アルファベット+1%、アマゾン-0.4%、アップル-0.5%、メタ-1.2%。
なお、マイクロソフトとアルファベットは4月25日に、アップルは5月4日に決算発表を予定している。
仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)
- コインベース|60.5ドル(-6.1%/-13%)
- マイクロストラテジー|294.7ドル(-6.3%/-12%)
- マラソン・デジタル・ホールディングス|9.5ドル(-10.6%/-20%)
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