はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米国株横ばい、イギリスの高インフレを受けてリスクオフの動きも|20日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

4/20(木)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,897ドル -0.2%
  • ナスダック:12,157ドル +0.03%
  • 日経平均:28,606円 -0.1%
  • 米ドル/円:134.6 +0.01%
  • 米ドル指数:101.9 +0.1%
  • 米国債10年:年利回り3.59 +0.5%
  • 金先物:2,007.4ドル -0.6%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:29,162ドル -4%
  • イーサリアム:1,965ドル -5.9%

本日のNYダウは−79.6ドルと小幅に続落。ナスダックは+3.8ドルと横ばい。前日のFOMC委員のタカ派な発言や米企業の決算期に本格的に入ったことを受けて一部でリスクオフの動きが見られた。

関連ナスダック横ばい、マイクロソフトのAIチップ開発など

英インフレ根強い

19日発表のイギリスの先月の消費者物価指数では、伸び率は2か月ぶりに縮小したが、前年同月比で+10%を超える上昇となった。伸び率が2桁にとどまるのは7か月連続で、米国(+5.0%)やユーロ圏(+6.9%)と比べ依然高い水準のインフレ率が続いていることが嫌気された。

ECBチーフエコノミスト発言

また、欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト レーン専務理事は19日、5月の追加利上げは適切との見解を示し、利上げ幅については今後数週間で開示されるデータに基づいて判断すると述べた。

ECB政策委員会メンバーは、5月3-4日の次回会合で再び利上げすべきだという認識で基本的には一致しているようだが、前回の0.5ポイントを継続するのか、0.25ポイントに減速するのかはまだコンセンサスが見られていないという。

米FRBのメンバーも5月4日のFOMCで利上げを発表する予定。現時点では、次回FOMCでの0.25ポイント利上げへの観測は昨日の81.6%から再び85.5%にやや上昇したが、6月のFOMCでは5-5.25%の誘導金利にとどまる観測(62.4%)は依然として高い。多くの市場参加者は5月のFOMCでの利上げがこのサイクルの最後の利上げと見ている格好だ。

出典:CME

今週以降の経済指標

  • 4月20日21時30分(木):米前週分新規失業保険申請件数
  • 4月21日22時45分(金):米4月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
  • 4月27日21時30分(木):米1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)・コアPCE
  • 4月28日21時30分(金):米3月個人消費支出/PCEデフレーター
  • 5月1日23時00分(月):米4月ISM製造業景況指数
  • 5月4日3時00分(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表

米国株

今週は米大手銀の決算発表が一通り終わり、IT・ハイテクや産業の発表はテスラなどをはじめ本格化となった。

米IT・テック株の個別銘柄の前日比:NVIDIA+0.9%、c3.ai-0.2%、テスラ-2%、マイクロソフト-0.02%、アルファベット-0.3%、アマゾン+1.9%、アップル+0.7%、メタ-1%、コインベース-4.1%、マイクロストラテジー-4.5%。

テスラ決算

テスラは19日に2023年1-3月期(第1四半期)決算を発表し、24%の減益を明かした。減益は相次ぐ値下げが要因で、決算の直前にも人気車種の最低価格を大幅に引き下げた。

ブルームバーグによると、今回「モデルY」は最低価格で4万6990ドル(約630万円)と、前回の値下げであった1月半ばからさらに29%値下がり、セダン「モデル3」の価格は数年ぶりに4万ドルを切ったという。3月には上級車種「モデルS」「モデルX」の追加値下げを実施したばかりだった。株価は時間外で-3.9%。

一方、テスラのビットコイン保有状況に関しては同四半期では変動がなく、依然として9,720 BTCを保有している。

関連イーロンマスク、ChatGPT対抗のAI言語モデル「TruthGPT」構想明かす

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース|64.4ドル(-4.1%/-7.8%)
  • マイクロストラテジー|314.7ドル(-4.5%/-5.7%)
  • マラソン・デジタル・ホールディングス|10.6ドル(-8.7%/-11%)

仮想通貨関連株は米金利上昇やビットコインの反落を受けて大幅に下落した。

関連税制優遇制度「つみたてNISA」で選べる投資信託ランキング

ドル円

ドル円は1ドル=134.6円、前日比+0.01%。ドル円は19日、「来週4月27−28日の日銀金融政策決定会合でのYCC(イールドカーブコントロール)修正について、日銀内で慎重な意見が広がっている」との観測報道が伝わり、一時135.13円の高値を付けた。

出典:Yahoo!ファイナンス

関連なぜ日本政府は「Web3政策」を推進し始めたのか?重要ポイントと関連ニュースまとめ

関連国債と金利の関係、仮想通貨市場への影響について解説

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:10
REDXがBingXへの上場発表 モバイルサービス「REDX MOBILE」でユーティリティ拡張へ
ブロックチェーン×エンターテインメントを融合させたWeb3プロジェクト「REDX(レッドエックス)」は、2025年4月1日より、トークン還元型の次世代モバイルサービス「REDX…
10:00
トランプ大統領の仮想通貨活動に共和党内から異例の苦言
米下院金融サービス委員会のヒル委員長が、トランプ大統領の仮想通貨事業がステーブルコイン規制議論を複雑化させていると発言した。民主党からの批判を招いていることが背景だ。
08:40
トランプ家、ビットコインマイニング事業参入 Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立
Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立 米国の上場企業Hut 8(ハット・エイト)は、ドナルド・トランプ大統領の息子エリック・トランプ氏とドナルド・トラ…
08:01
ブラジル金融当局、主要年金基金の仮想通貨投資を全面禁止
ブラジル国家通貨評議会が年金事業体による仮想通貨投資を禁止。高リスクを理由に規制強化する一方、英国のカートライト社や米国複数州の年金基金はビットコイン投資を進めており、国際的な規制姿勢の違いが鮮明に。
07:30
ブラックロックCEOが見解、ビットコインが米ドルの支配的地位を奪うリスク
ブラックロックのCEOは、米国の債務が増加している現状に警鐘を鳴らし、債務を制御できなくなれば、ドルの準備通貨の地位が仮想通貨ビットコインのようなデジタル資産に奪われるリスクがあると指摘した。
07:00
ビットコイン、S&P500との相関性低下か クジラ数は3ヶ月ぶりの高水準
仮想通貨ビットコインはS&P500が下落する中でプラス推移し相関性の低下を示唆。1,000BTC以上保有のクジラウォレットは3月から11増加し1,991に到達。Cryptoquantアナリストは2020年の強気相場と類似したパターンを指摘した。
06:30
2880億円規模のビットコイン買い増し、ストラテジー社
米ストラテジー社は3月31日、22,048の仮想通貨ビットコインをさらに追加購入したことを公表した。今回の購入規模は2880億円相当のもので、このニュースが好感されビットコイン市場は一時83,757ドルまで反発。
06:05
USDC発行のサークル社、4月下旬IPO申請へ JPモルガンとシティを起用
ステーブルコイン大手サークル社が4月下旬にIPO申請予定。USDCの時価総額が1年で倍増し600億ドルを突破、テザーとの競争激化。JPモルガンとシティが上場支援へ。
05:40
トランプ一族、DeFiプロジェクト「WLFI」の支配権を強化 ロイター報道
トランプ一族が開発中のDeFiプラットフォーム「World Liberty Financial」の経営権を強化。共同創設者が離脱し、トランプ家が収益の75%を獲得できる新体制に移行。これまでに5.5億ドルを調達し、約4億ドルがトランプ家に渡る見込みである。
03/31 月曜日
17:51
SBI VCトレード、gumi株主向けにビットコイン1,600万円分を抽選配布キャンペーン
SBI VCトレードがgumi株主向けに総額1,600万円相当のビットコインを抽選配布する。口座開設とエントリーで参加可能な注目の株主優待キャンペーン。
15:07
イーロン・マスク、連邦政府DOGE省と仮想通貨ドージコインの関連性を否定
イーロン・マスク氏が米ウィスコンシン州のタウンホールミーティングで、トランプ政権の連邦政府効率化局(D.O.G.E)と暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)の間に関連性はないと明言した。今年2月のドージコインのマスコット表示で生じた市場の思惑は誤りだったことが改めて確認された。
14:10
メタプラネットがビットコイン購入へ 総額20億円の第10回普通社債を発行
株式会社メタプラネットは総額20億円の第10回普通社債を発行し、調達資金をビットコイン追加購入に充当。24日時点の保有量は3,350BTCとなり、積極的な買い増しを継続する方針だ。
13:03
米バンカメ「貿易戦争の資産逃避先ではゴールドが圧倒的優位」
バンク・オブ・アメリカのファンドマネージャー調査で、トランプ関税を背景とした貿易戦争時の避難資産として、金(ゴールド)が仮想通貨ビットコインより圧倒的に好まれていた。投資家の避難先として注目されているのが、パクソス社が発行するPAXG(Pax Gold)やテザー社が発行するXAUT(Tether Gold)、国内では三井物産デジタルコモディティーズ株式会社が発行するジパングコイン(ZPG)がある。
11:16
仮想通貨市場など全面安 命運を左右するトランプ関税発表が4月2日に迫る
4月2日に迫るトランプ米大統領の関税発表が株やビットコイン(BTC)市場に大きな不確実性をもたらしている。著名投資家は今年最大の市場イベントと位置づけ3つのシナリオを提示した。一方、ピーター・ブラントはビットコイン(BTC)の65,600ドルへの下落リスクを警告している。
09:51
金融庁、仮想通貨のインサイダー取引規制導入か 「金融商品」に分類する法改正案提出へ=報道
日本経済新聞の報道によれば、金融庁が2026年を目途にビットコインなど仮想通貨を金融商品とする金商法改正案を提出予定。暗号資産(仮想通貨)のインサイダー取引規制も新設する見込み。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧