はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ナスダック横ばい、マイクロソフトのAIチップ開発など|19日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

4/19(水)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,976ドル -0.03%
  • ナスダック:12,153ドル -0.03%
  • 日経平均:28,658円 -0.5%
  • 米ドル/円:134 -0.27%
  • 米ドル指数:101.7 -0.3%
  • 米国債10年:年利回り3.57 -0.3%
  • 金先物:2,017.8ドル +0.5%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:30,330ドル +2.9%
  • イーサリアム:2,089ドル +0.7%

本日のNYダウは小幅に下落し−10.5ドルで取引を終えた。ナスダックも−4.3ドルと横ばいだった。要人発言や銀行決算を受けて方向感のない展開が続いた。

要人発言

米セントルイス連銀のブラード総裁は18日、インフレはなお根強く利上げを継続する必要があるとの見解を示した。ロイターのインタビューによると、「市場では今後6カ月程度で経済が景気後退に陥るという観測が非常に高まってきているが、そうした観測はこのような景気拡大を読む上であまり正確ではない」と指摘し、堅調な労働市場などを背景に、5.5-5.75%までの利上げを支持することを明かした。

現時点では、5月のFOMCでの0.25%利上げへの観測は昨日の86.6%から81.6%にやや後退し、6月のFOMCでは5-5.25%の誘導金利にとどまる観測(63.3%)が依然高い。多くの市場参加者は5月のFOMCでの利上げがこのサイクルの最後の利上げと見ている模様だ。

一方、米アトランタ連銀のボスティック総裁は18日にCNBCのインタビューで、政策金利をあと1回(0.25ポイント)引き上げて5%超とし、根強いインフレを抑えるためその水準でしばらく据え置くことを支持する姿勢を見せた。また、市場が危惧しつつある景気後退については、「回避する」見通しを示した。

なお、ブラード総裁とボスティック総裁は今年のFOMCで投票権を持たないが、他の連邦準備制度当局者と同様に金利判断の議論には参加している。

今週以降の経済指標

  • 4月20日21時30分(木):米前週分新規失業保険申請件数
  • 4月21日22時45分(金):米4月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
  • 4月27日21時30分(木):米1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)・コアPCE
  • 4月28日21時30分(金):米3月個人消費支出/PCEデフレーター
  • 5月1日23時00分(月):米4月ISM製造業景況指数
  • 5月4日3時00分(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表

米国株

昨夜のゴールドマン・サックスの決算では、全体の経常収益などが予想を下回ったことが嫌気された。ゴールドマン-1.7%、JPモルガン+1.1%、シティ+0.7%、ウェルズ・ファーゴ+1.3%、バンカメ+0.6%(株価前日比)。

テスラやIBMなどのハイテク企業の決算発表は19日から始まる。

なお、米IT・テック株の個別銘柄の前日比:NVIDIA+2.4%、c3.ai-0.08%、テスラ-1.4%、マイクロソフト-0.1%、アルファベット-1.3%、アマゾン-0.4%、アップル-0.7%、メタ-0.4%、インテル-0.9%、コインベース-0.6%、マイクロストラテジー+5.3%。

マイクロソフトがAIチップ製造に参入

マイクロソフトは18日、ChatGPTなど人工知能(AI)を利用した自動応答システム向けの独自のAIチップ「Athena」を開発していることが報じられた。2019年から開発を始めマイクロソフトおよびOpenAIの少数のスタッフによってテストされており、早ければ来年にも「Athena」を自社内やOpenAIで広く利用できるようにする可能性があるという。

John Peddie Researchによると、現在AIチップの供給に関してはNVIDIAが圧倒的な市場リーダーであり、約88%の市場シェアを占めている。マイクロソフトの参入によってハイエンドGPUの市場競争はより激化するだろう。

また、前日には韓国サムスン電子が端末にデフォルトで搭載する検索エンジンとして、グーグルに代わってマイクロソフトの「Bing(ビング)」採用を検討しているとの報道もあった。

関連web3とAI分野が自民党の政策に、自民・政調審議会でホワイトペーパーを了承

インテル BTCマイニングチップ製造停止へ

米インテルは昨日、独自の仮想通貨マイニングチップ「Blockscale ASIC」の製造を停止すると発表した。コスト削減の一環とみられる。

このチップは昨年4月にリリースされたもので、BlockやArgo Blockchainがその最初の顧客になっていた。

関連税制優遇制度「つみたてNISA」で選べる投資信託ランキング

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース|67.2ドル(-0.6%/-3.8%)
  • マイクロストラテジー|329.8ドル(+5.3%/-1.2%)
  • マラソン・デジタル・ホールディングス|11.6ドル(+2%/-2.4%)

コインベースについては、同社のブライアン・アームストロングCEOは18日の「CNBC」のインタビューで、必要であれば数年に渡って米証券取引委員会(SEC)と裁判で争う準備はしていると語り、「このまま米国の規制に変化がなければ、本社を米国から移転することも考えている」と述べた。

関連米コインベースCEO「SECと裁判で争う準備はしている」

関連マイクロストラテジー、企業メールでビットコイン送付が可能に

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁、銀行に「ガス代支払い用」の暗号資産保有を承認
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧