WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ガレゴ米上院議員、クラリティー法案の成立に自信示すも倫理条項で膠着

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 倫理条項提案に空白の回答相次ぐ
  • 9月15日に上院手続き投票

倫理条項が停滞

米上院の民主党所属議員、ルベン・ガレゴ上院議員は19日、米ワイオミング州で開催された機関投資家向け会議「SALTカンファレンス」で、仮想通貨の市場構造を定める法案「クラリティー法」について、倫理条項さえまとまれば今も成立させられるとの見方を示した。ザ・ブロックなどが報じた。

クラリティー法は、仮想通貨の規制管轄を米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)の間で明確化する市場構造法案で、業界が法制化を求めてきた。

ガレゴ氏によると、倫理条項を巡る提案は繰り返しホワイトハウスに送られてきたが、空白のまま返送されたり、内容が後退したり、回答自体が来ないこともあったという。

倫理条項の合意は、クラリティー法の成立に向けた最後の課題とみられている。トランプ大統領の仮想通貨関連の保有・事業が拡大し、その収入が数百万ドル規模に達していることが、この1年間の協議で懸念材料となってきたという背景がある。

7月にはトランプ大統領が、公職者とその配偶者による仮想通貨の発行・後援を禁じる倫理条項に同意した。同条項の執行権限は司法省が持ち、州司法長官には権限を与えない内容で、2029年1月に失効する時限規定も含まれている。民主党側はこの内容を不十分だと批判した。

トランプ大統領は現在、ガレゴ氏と共和党のトム・ティリス上院議員が共同で作成した新たな妥協案を検討している。同案は公職者とその配偶者による仮想通貨の発行・後援を禁じる一方、州司法長官にも執行権限を与える内容だ。

ガレゴ氏は、クラリティー法を上院で通過させるには60票の賛成が必要だと述べた。その上で、良質な倫理条項に加え、ステーブルコインの利回り条項の扱いや不正利用対策の強度など、他の未解決の論点も詰める必要があると語った。

議会は来月ワシントンに戻った後、法案を前進させる時間が数週間しかない。上院共和党のジョン・チューン院内総務は、審議入りに向けた最初の手続き投票を9月15日に設定している。

ガレゴ氏は、法案を政治問題として存続させたい勢力が左右両方に存在する一方、法制化を進めて仮想通貨分野の技術革新を続けさせたいと望む勢力もいると述べた。

関連記事:ソラナ政策研究所CEO、クラリティー法案成立確率わずか10%と予想

ソラナ政策研究所CEOが、クラリティー法の中間選挙前の成立確率を10%程度とみている。上院は9月15日に採決入りの動議を検討しており、規制当局も独自の規制整備を進めている。

成立確率は10%との予測

ガレゴ氏が上院での成立に自信を示す一方、業界関係者の間ではより慎重な見方も出ている。仮想通貨業界団体ソラナ政策研究所のミラー・ホワイトハウス=レヴィンCEOは、11月の米中間選挙前にクラリティー法案が成立する確率を10%程度と見ており、上院が8月の休会中で議論が動いていない状況を指摘し、会期終盤に近づくほど成立は難しくなるとの見方を示した。

予測市場でも見通しは弱まっており、ポリマーケットは年内成立確率を21%、カルシは23%としているが、いずれも1カ月足らず前の50%から大きく下がっている。

一方で、法案の停滞をにらみ、規制当局は独自に動き始めている。米SECは18日、仮想通貨関連の投資契約に対する登録要件の一部を免除する新規則案「レギュレーション・クリプトアセット」を提案した。

関連記事:米SEC、仮想通貨資金調達の新規則「レギュレーション・クリプトアセット」を提案

米SECは仮想通貨に関連する投資契約向けの新規則案「レギュレーション・クリプトアセット」の提案を明らかにした。最大7500万ドルの資金調達を可能にする例外規定などが含まれ、仮想通貨分野での起業や資金調達の選択肢が広がる見通しだ。

アルデロティ氏は、法案が停滞してもSECとCFTCはルール制定を止めないと述べつつ、規制のみより持続的な枠組みを提供できる立法化を最優先の目標にすべきだと主張した。

関連記事:トランプ大統領、政府によるビットコイン購入検討を表明 BTCは6月以来の高値

トランプ大統領は20日、仮想通貨業界関係者との会合で議会にクラリティー法の可決を改めて求めた。CFTCが無期限先物のハイパーリキッド米国展開を進めていることも明かし、HYPEトークンが20%上昇した。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/04 日曜日
11:30
ビットコイン、8万5000ドルが分岐点 雇用統計後の焦点は|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川友哉氏の週次レポート。ビットコインは米雇用統計を前にドル建て8万5000ドルの上抜けに成功。同水準を維持すれば9万ドルが視野に入る一方、日足RSIの弱気ダイバージェンスも出現。下値目途と金利市場の注目点を読む。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/2)|国税庁の新システム稼働・相場分析・DAT企業の動向まとめ
今週は、国税庁の新システムKSK2の稼働、仮想通貨の相場分析、デジタル・アセット・トレジャリー(DAT)企業の動向に関する記事が関心を集めた。
10/03 土曜日
11:10
米SEC、ビットコインなど6資産の3倍レバレッジETFの上場を承認
米SECは2日、Cboe BZX取引所によるビットコイン・イーサリアム・金・銀・原油・天然ガスの3倍レバレッジETF6銘柄の上場・取引に向けた規則変更案を承認した。ブルームバーグETF専門家が明らかにした。
10:00
「中央銀行マネーのオンチェーン化に3つの方法」ECBが検討中
欧州中央銀行のシュナーベル理事が、トークン化金融台頭の中、中央銀行マネーをオンチェーンで扱う3つのモデルを説明した。直接発行・ブリッジ・民間仲介の各方式を挙げている。
09:25
ニアインテンツ(NEAR Intents)、ハッキングされた約6億円資産が全額返還
NEARインテンツのゼネラルマネージャー、アレックス・シェフチェンコ氏は3日、脆弱性を突いた攻撃で流出した380万ドルが全額返還されたと明らかにした。調査を停止し、バグ報奨金の活用を呼びかけた。
09:00
米財務省、イラン利用の影の銀行ネットワークに制裁対応
米財務省は、イランに対する新たな経済制裁プログラムの一環としてA7ネットワークに対して異例の対応を行ったと発表。対応を説明し、仮想通貨に関係する内容にも言及した。
07:50
「10月のビットコイン、過去13年間で10回上昇」、米CNBCが強気相場入りの可能性を指摘
米CNBCの司会者が2日、仮想通貨ビットコインの10月は2013年以降で下落が3回にとどまると指摘した。ビットワイズの最高投資責任者は、クラリティー法案の可決後に、より良いルールを早く得たと結論づけた。
06:55
トランプ大統領、元SEC委員長のクレイトン長官をAI担当に起用の見通し
CNNとNBCニュースは、トランプ大統領が米証券取引委員会の前委員長クレイトン氏をAI担当責任者に起用する見通しだと報じた。現職の国家情報長官と兼務することになる。
06:10
米SEC委員長、仮想通貨保管案を規制整備の一環と説明|追加提案も予告
米SECのポール・アトキンス委員長はXで公開した声明で、2025年12月以降に実施した一連の仮想通貨関連施策を列挙した。規制整備を段階的に進めてきた経緯を示し、今後も追加の規制整備を進める方針だ。
05:55
レイヤー2「ブラスト」が閉鎖へ、預かり資産規模は一時23億ドル超
かつて人気が高かったイーサリアムのレイヤー2「ブラスト」が運営終了を発表した。運営費が収益を上回ったとして、資産を10月26日までにメインネットへ引き出すよう呼びかけている。
05:00
bitFlyerが「クールダウン」導入、円入金後48時間の暗号資産出金を制限
bitFlyerは本人確認完了から90日未満の個人顧客を対象に、日本円入金後48時間、暗号資産の外部送付を制限する「クールダウン」を10月15日に導入する。詐欺被害や不正送金の防止が目的だ。
10/02 金曜日
18:43
SMBC日興証券、国内投資家向けDeFi基盤を開発へ Uniswap v4活用
SMBC日興証券とNethermindは2日、Uniswap Labs、Baseらと覚書を締結し、規制対応型の流動性プール「DeFi Gateway」の開発に着手すると発表した。AML・CFT対策を組み込み、2027年半ばの完成を目指す。
18:20
メタプラネット、CEOと株主MMXXの関係訂正|議決権の過半数は保有せず
メタプラネットは2日、過去の有価証券報告書3期分と半期報告書1件を訂正した。ゲロヴィッチCEOがMMXXの議決権の過半数を保有するとの記載を改め、ビットコイン購入資金10億円の借入先でもある同社の関連当事者の区分を「主要株主」に変更した。CEOは9月に資本関係を説明していた。
17:36
金融庁、デジタル金融施策に約13.3億円を予算要求 前年度の15倍
金融庁は2027年度概算要求で、デジタル技術を用いた金融サービスの変革に13億2,765万円を計上した。前年度当初の約15倍で、オンチェーン金融の利活用やデジタル決済と連携した決済システムの構築促進を掲げる。暗号資産業者の監督体制も増員を求める。
17:20
ローソンのレジでJPYCが動いた日 決済実証の4社が語る商用化の壁
ローソンの実店舗で実施された円建てステーブルコインJPYCの決済実証について、ローソン、キャナルペイメントサービス、JPYC、HashPortの4社が議論。決済速度や返金対応など商用化の課題と、普及への道筋を探った。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧