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トランプ大統領、政府によるビットコイン購入検討を表明 BTCは6月以来の高値

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • CFTCの動きでHYPEが一時20%上昇
  • ビットコインも8%上昇

クラリティー法成立を要求

トランプ大統領は20日、仮想通貨・技術業界の首脳をホワイトハウスに招いた会合で、議会にクラリティー法案の可決に向けた次の段取りを進めるよう求めた。

クラリティー法案は、仮想通貨の規制権限を米SECと米CFTCの間で明確化する市場構造法案で、業界が首都ワシントンでの最優先課題と位置付けている。

トランプ氏は会合で「非常に強力な、構造化された法律であり、われわれを中国や他国よりも先行させ続けるものだ」と述べた。

ただ、トランプ氏は同時に「公正な内容」のクラリティー法を望むと強調し、上院で与野党双方から異論が出て審議が停滞している現状に言及した。上院は8月の休会明けとなる9月に同法案を審議する最後の機会を迎えるが、その後は11月の中間選挙まで休会に入る見通しだ。

関連記事:ソラナ政策研究所CEO、クラリティー法案成立確率わずか10%と予想

ソラナ政策研究所CEOが、クラリティー法の中間選挙前の成立確率を10%程度とみている。上院は9月15日に採決入りの動議を検討しており、規制当局も独自の規制整備を進めている。

ハイパーリキッドの米国上陸について

会合ではクラリティー法以外にも、無期限先物を巡る規制方針が話題となった。トランプ氏は、米CFTC委員長のマイク・セリグ氏が分散型無期限先物取引所ハイパーリキッドの米国展開に向けて取り組んでいると述べた。

「CFTCマイク・セリグ委員長がハイパーリキッドを完全に合法的な形で米国に導入するべく、精力的に取り組んでいる」と明らかにした。

この発言を受け、ハイパーリキッド(HYPE)トークンは一時20%上昇した。同日はビットコイン(BTC)も一時8%上昇し、6月以来の高値を付けた。

トランプ氏はまた、米国が「相当な規模」のビットコインの購入を検討しているとし、仮想通貨業界への逆風はもう完全に終わったと宣言した。

ビットコイン購入検討

会合ではビットコインの政府保有拡大についても質問が及んだ。

トランプ政権は2025年3月の大統領令で、司法手続きにより没収した仮想通貨を原資とする戦略的ビットコイン準備金を設立して以来、追加取得は「予算中立」の枠内にとどめる方針を示してきた。トランプ氏自身が市場での新規購入に踏み込んで言及する場面はこれまでなかった。

今回、「相当な規模」のビットコイン取得を検討しているかとの質問に対し、トランプ氏は「確かに話題に上っている」と応じ、SECのポール・アトキンス委員長ら関係者の提言を踏まえて判断するとした。

また、仮想通貨は「ドルへの圧力を大きく和らげ、ドルにとって非常に好ましい影響を与えてきた」とも発言した。

関連記事:ビットコイン急騰、米国の金利介入が大規模ショート清算を誘発|仮想NISHI

仮想通貨ビットコインは8月20日未明に急騰した。主な背景は、米財務省が超長期国債の買い入れ消却を従来計画の少なくとも2倍に増額する方針を突如発表したことである。

政権の実績

トランプ氏は同会合で、自身の政権が推進してきた仮想通貨政策の実績についても語った。

バイデン前政権の規制環境を「制限を課すもの」と批判し、結果としてイノベーションを海外に流出させたと主張。自身の政権では前SEC委員長のゲイリー・ゲンスラー氏を更迭し、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行を禁止したと説明した。

さらに、米国戦略的ビットコイン準備金とデジタル資産ストックパイルの設立、ドル担保型ステーブルコインの普及を後押ししたとされる「ジーニアス法」への署名を、自身の実績として挙げた。

トランプ氏は、こうした仮想通貨に前向きな政策により米国が金融技術やブロックチェーン、人工知能の分野で中国など競合国に先行する世界的リーダーとなったとしている。

数兆ドル規模の投資を呼び込み、株式市場や米国の税制優遇型退職年金制度である401(k)を過去最高水準に押し上げたという。

関連記事:ビットコインの退職年金組み入れ批判に反論、エヌビディとの比較で=ビットワイズCIO

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