WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨投資家の3つの誤解、ビットワイズ幹部が指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 業界の変化の速さと認識が追いつく速さの差にチャンス
  • 最大の誤解は市場の対象資産の幅

仮想通貨投資家の3つの誤解

暗号資産(仮想通貨)運用企業ビットワイズ(Bitwise)のマット・ホーガン最高投資責任者は18日、定例のメモを公開し、自身が認識している「現在の仮想通貨投資家の3つの誤解」を共有した。

他人が見過ごしていることを正確に理解することで、利益をあげられる可能性があると説明。ホーガン氏は、業界の変化の速さと認識が追いつく速さの差にチャンスがあると主張している。

関連記事:「今の仮想通貨相場は割安」ビットワイズ幹部が市場の変化を指摘

ビットワイズのマット・ホーガン最高投資責任者は、仮想通貨の相場は現在非常に割安であるとの見解を示した。市場の変化を指摘し、見解の根拠を説明している。

誤解の1つ目は、仮想通貨のアプリやプラットフォームは仮想通貨だけでなく、全ての資産を対象にしようとしていることが完全には認識されていないこと。この1つ目が、自身が認識している中で最大の誤解だと説明している。

ホーガン氏はユニスワップ(UNI)やHyperliquid(HYPE)、アーべ(AAVE)、チェーンリンク(LINK)のプロジェクトを例に挙げ、こういったアプリは現在は約2兆ドル(約316兆円)規模である仮想通貨だけでなく、株式や債券、不動産などをトークン化することで、他の資産も取り扱えるようになっていると指摘した。

資産の拡大が実際に進めば、仮想通貨だけしか取り扱わない場合に比べ、ユニスワップの規模やビジネスチャンスは約100倍にもなりうると主張。これらのプロジェクトが仮想通貨だけを取り扱うと考えることは、アマゾンが書籍しか販売していないと考えることと同じであると述べている。

そして、想像できる全ての資産がトークン化されていくことは広く認識されているが、プラットフォームの評価については、その論理が適用されていないと指摘した。

2つ目の誤解

2つ目は、従来の企業を信頼し、仮想通貨やブロックチェーンの領域で最初から事業を行う企業を過小評価していること。ホーガン氏が仮想通貨業界で働き始めて以降、人々は伝統金融の大手企業が仮想通貨のスタートアップ企業に勝利すると考えてきたと指摘した。

しかし、この考えには誤解もあると述べ、その最も良い例がペイパルのステーブルコイン参入であると説明している。ペイパルはグローバルブランドで世界で非常に重要な決済企業であるが、現在でもテザーとサークルがステーブルコインのシェアの大部分を占めている状況に言及。ペイパルのステーブルコイン市場におけるシェアは約1%だとした。

ホーガン氏はこういった仮想通貨企業が従来の企業に負けない理由について、プロダクトの提供が速い傾向があること、仮想通貨に特化していること、最も重要なこととしてユーザーと信頼をすでに獲得していることを挙げている。

一方で、全てにおいて仮想通貨ネイティブの企業の方が優れているわけではないと説明。例えば、ブラックロックが最大規模のビットコイン(BTC)現物ETFを運用している例を挙げ、一般的に伝統金融の商品については、伝統金融の企業の方が有利な状況にあり、このトレンドは今後も続くだろうとの見方を示した。

3つ目の誤解

3つ目の誤解は、将来的な取引活動の増加を過小評価していること。一般的にブロックチェーンの価値を判断する際、現在の取引数や決済数に人々は注目すると指摘した。

ホーガン氏は例えば、トークン化した株が取引されるようになると、取引が24時間休みなく行われ、単純な比較として従来の市場よりも取引時間が長くなると説明。そこにAI(人工知能)エージェントが取引に参加するようになれば、さらに取引は増加すると指摘した。

AIエージェントとは

AIの技術を活用して、人間や別のシステムに代わって自律的にタスクを実行してくれるシステムやプログラムのこと。

これから取引時間の増加とAIエージェントの参入が組み合わされば、株の取引数は容易に10倍になるとの見方を示し、自身は50〜100倍になる未来も想像できると述べている。

また、決済についてもAIエージェントの参入によって取引が増える可能性があることを指摘した。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:05
「ポリマーケットとカルシは無認可運営」欧州証券当局が指摘
欧州証券市場監督局は、ポリマーケットとカルシがEU域内で予測市場を運営する認可を持たず、規制の抜け穴を突いた不正取引の懸念も指摘した。
09:45
トークン化株式は「流通・利用競争」の段階へ移行中=バイナンス・リサーチ
バイナンス・リサーチの分析によると、トークン化株式の取引高は年初来急拡大している。bStocksとロビンフッドが取引高の多くを占めており、DeFiでの活用も進んでいる。
09:30
インドのトークン化社債の実験プロジェクト、3社が計約165億円を調達
インド証券取引委員会は、社債をトークン化するパイロットプロジェクトDemat 2.0を開始したことを発表。すでに3社が計約165億円を調達したという実績も紹介した。
08:25
仮想通貨スカイ価格5倍予想、オフチェーン中央銀行的存在=スタンダードチャータード
米銀行大手スタンダードチャータードがスカイ(旧メイカーダオ)の評価カバレッジを開始し、SKYトークンが2028年末までに現在の5倍の0.325ドルに達すると予想。融資枠拡大が投資家還元を左右する。
06:50
米8月CPI、コア指数が予想上振れ|ビットコインは急伸後反落
米労働省が発表した8月の消費者物価指数はコア指数が市場予想を上回り、FRBの利上げ観測を強めた。仮想通貨ビットコインとイーサリアムは発表後に上昇したものの上値を伸ばしきれず反落した。
06:15
クラリティー法案不成立でも規制明確化へ、コインベースCEOが見方示す
コインベースのアームストロングCEOは、クラリティー法案が不成立でも米規制当局による明確化は確実に進むとの見方を示した。
05:55
メタプラネット、株主意見を踏まえ第10回の潜在株式を41%削減
メタプラネットは第10回新株予約権の対象株式数を696株から410株に変更し、潜在株式数を41.1%削減すると発表した。新株予約権価値約2億2000万米ドルが消失し、完全希薄化後1株当たりビットコインは8.8%増加する。
05:00
メタプラネットが香港子会社設立へ、ビットコイン資産運用体制を強化
日本のビットコイン保有大手メタプラネットは香港に資産運用子会社を設立すると発表した。ビットコイン関連の資産運用機能をアジア地域に拡大し、米国子会社と連携した運用体制を構築する方針だ。
09/11 金曜日
17:32
ビットコイン市場が弱含み、変わらねば調整局面も=アナリスト
アナリストのダークフォスト氏が9月11日、ビットコインの需給動向を分析。現物・先物需要は減速し、機関投資家の指標も悪化。ビットコインETFは2カ月ぶりの大幅流出となり、早期に改善しなければ調整局面もあり得ると指摘した。
16:40
金融庁、4〜6月期の投資商品・暗号資産など詐欺勧誘1961件相談 8割超被害
金融庁が2026年4〜6月期の相談受付状況を公表。投資商品・暗号資産(仮想通貨)等の詐欺的投資勧誘の相談は1,961件、うち1,616件(8割超)で被害発生。暗号資産等の相談は1,374件で前期比92件減。
16:14
ブロックストリーム、リキッド攻撃者への身代金拒否を表明
ブロックストリームが公式X声明で、リキッドネットワークから窃取された約4,000BTCのビットコインについて、攻撃者側への身代金支払いを明確に拒否すると表明。法執行機関や取引所と連携した追跡・法的措置の継続方針を示した。
15:10
イーサリアム、Glamsterdamのテスト実装日を暫定決定
イーサリアム開発者は9月3日、次期アップグレード「Glamsterdam」を10月6日にSepoliaで暫定実装すると決定。テストネットは未完成のまま日程を設定し、バグも見つかっており本番適用の時期は流動的だ。
13:45
イーサリアム、耐量子プライバシー取引のコスト99%超削減案|ヴィタリックが解説
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、耐量子署名・プライバシー取引のガス代を大幅削減する新提案「EIP-8288」を紹介した。次期アップグレード「I-star」での採用を視野に、コストを数万ガス規模まで抑える仕組みを解説した。
13:25
欧州金融団体ら、トークン化資産の上限撤廃を要求 拡大続く市場に規制が足かせ
ナスダックなど欧州26団体が、EUの分散型台帳技術パイロット規制におけるトークン化資産の時価総額上限撤廃、または引き上げを求める書簡を提出した。
11:33
英国上院、仮想通貨戦略の策定義務化案を可決 規制競争で欧米に対抗
英国上院は9月9日、仮想通貨・ステーブルコイン・トークン化証券を含むデジタル資産戦略の策定を財務省に義務付ける修正案88を194対138で可決した。EU・米国で規制整備が先行する中、法案は労働党の反対を押し切り英下院での審議に移る。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧