HashPalette、ライザップと共同で「Workout to Earn」プロダクトリリースへ

RIZAPがweb3参入

株式会社HashPaletteとRIZAP株式会社は、Web3ヘルスケアエコシステム構築に向け、“Workout to Earn”プロダクト共同でスタートさせたことを発表した。

プロダクトは来年(2024年)中のリリースを目指し、GameFi(ブロックチェーンゲーム)によるユーザーの健康増進モチベーションの持続と向上を目指した、「Move to Earn」、「Workout to Earn」のプロダクトのリリースを予定する。

本プロダクトは、HashPaletteが開発・提供主体となり、NFT特化ブロックチェーン「パレット(Palette)」上で構築予定。RIZAPは監修とマーケティング支援などを行うほか、同社の提供する各種サービスとの連携も検討する。

HashPaletteは、2020年に設立された、NFT分野のプロダクト開発を行うHashPortの100%子会社。NFT特化型ブロックチェーンの「パレットトークン(PLT)」は、2021年7月に日本初のIEO(Initial Exchange Offering)として国内大手取引所のコインチェックに上場し、個人投資家からも高い関心を集めた。

関連:HashPort代表が明かす、パレット(PLT)の展望【CONNECTV・動画解説】

RIZAPは、国内最大級のパーソナルトレーニングジムを運営する企業で、国内119店舗を展開。累計会員数18万人を超える。「結果にコミットする。」をコンセプトにしたビフォー&アフターのTVCMは2014年6月より放映開始され、大きな反響を呼んだ。

一方、2019年、2020年は新型コロナウイルス蔓延の影響や積極的な買収・M&A戦略が裏目に出て二期連続で最終赤字となったが、その後事業再編やオンラインコンテンツの拡充が功を奏し、経営再建に至った。

23年3月期第3四半期決算では連結最終損益87.2億円の赤字を計上したが、先行投資した24時間365日営業の「チョコザップ(chocoZAP)」が順調に拡大しており、RIZAPグループの株価は21年12月の直近安値から回復傾向にある。

チョコザップはライト層をターゲットにした無人ジムで、月額2,980円と手頃な価格帯で利用することができる。

SBT活用のプログラムも

さらにその先の展開として、二次流通市場で売買のできないNFT(非代替性トークン)である「SBT(ソウルバウンドトークン)」を活用した「ヘルスケアトラスト」の発行推進も視野に入れる。

HashPalette

「ヘルスケアトラスト」は、ユーザーの健康増進活動の成果をはじめとした、さまざまな健康関連情報をブロックチェーン上に記録したトークンであり、健康活動の成果に応じてランクアップしていく。ユーザーは自身が持つトラストのランクに応じて、さまざまなメリットを受けられるようになるという。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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