はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

前澤友作氏から資金調達したHashPort代表が明かす、国内初IEOパレット(PLT)の展望【CONNECTV・動画解説】

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

HashPort代表にインタビュー

HashPort社およびHashpalette社代表 吉田世博氏は4日、幻冬舎が手掛ける暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーンメディア「あたらしい経済」とCoinPostの共同YouTube番組「CONNECTV」に出演。あたらしい経済の設楽編集長がインタビュアーを務めた。

コインチェックの支援を受けてIEO(Initial Exchange Offering)を実施したNFT(非代替性得トークン)特化型ブロックチェーン「パレット(Palette)」のユーティリティトークンであるPLTを含め、今後の展望について語った。

吉田CEOが語る今後のビジョン

本稿では、国内初のIEOであるパレットトークン(PLT)に関する吉田CEOの回答を一部抜粋して紹介する。全編はYouTubeをご覧いただきたい。

国内初IEOの反響について

コインチェックで実施したIEOの反響は、ユーザーの皆さんの期待の表れであり、身が引き締まる思い。一方で、IEOが本当の意味で成功するかどうかはエコシステム(独自経済圏)が今後どれだけ拡大していくかにかかっている。大きなスタートは切れたとは思うが、これからが本番だ。

今回ユーザーの方々から支持を受けた理由の一つに、世界的な関心と次の重要産業として注目を集める「NFT市場」という大きな潮流への期待がある。

NFT特化型ブロックチェーンとして、(漫画・アニメ・ゲームなど)日本伝統のコンテンツをエンパワーメントしていく役目を持つことも評価されたのではないか。日本発祥のコンテンツは、国際競争力がある。そのようなコンテンツを世界に届けていくプラットフォームができれば、グローバルでリードしていけるはず。投資家の関心の一つにそのような期待があったと思われるが、我々も同じように考えている。

関連:連騰後のビットコインは調整安、思惑先行のパレットトークン一時23倍の約95円まで高騰

コンセンサスノードについて

コンセンサスノードの立ち上げに携わった”ジェネシスノード”では、パレットブロックチェーンの発展に特に寄与できる企業にお願いした。今後の選定基準も基本的に同じだが、12のコンセンサスノードの合意の上で、エコシステムに寄与できる企業などが選定されていくことになる。

ブロックチェーンに精通していなくても、技術サポートは我々が行う。参画企業は今後応募いただいた順に、最低限のスクリーニングを経た上で順次増やしていきたい。

メインネットローンチするメリット

テストネットからメインネット(8月予定)に変更となるメリットは複数ある。テストネットでは、ダミートークンを利用している段階だ。

イーサリアム(ETH)の「ERC-20規格」の状態から、クロスチェーンで独自チェーンへと移行することでパレットトークン(PLT)を使って取引できるようになるのは大きなアップデート。これによって、イーサリアムネットワークなどのトランザクションで「ガス代(実質手数料)」の掛からないの仕組みや「ステーキング」の仕組みが順次できるのも大きな変更点となる。

ステーキングは、通常のDPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)の仕組みと同じで、12のコンセンサスノードから1つを選んで「デリゲート(委任)」し、ネットワークを維持するためのノード報酬額に応じて、保有するPLTを預けた投資家に分配される。ノードごとに報酬量や利率が異なることにより、競争インセンティブが発生する。

上場先と流動性について

リスティングに関しては、2つの観点で考えている。

1つ目は、流動性の観点。トークンは決済手段目的や投資目的で購入する人たちがいる。そんな中で、「買いたい時に変えて、売りたい時に売れる」ような流動性があることは大切なこと。流動性を高めるという意味で、新しい取引所への上場は考慮の対象だ。

もう1つの大きなポイントは、海外で日本発のコンテンツをPLT建てで買いたい人がいたら、その人の入手経路を確保する必要がある。反対に売った後にキャッシュ化するルートを確保する必要があるので、そういった意味で、グローバルな視点での流動性やユースシーンの増加に対して高い関心を持っている。

関連:国内初のコインチェックIEO、仮想通貨パレットトークン(PLT)の特徴と魅力とは

動画の視聴はこちら

その他、調達した資金の用途に掲げる「パレット・グラントプログラム(コンテンツホルダーに対する助成金)」やマーケティング予算の使い道の詳細、フィンテック領域のデジタル決済分野で新事業を立ち上げた前澤氏との取り組みの内容についても迫っている。

CONNECTVとは

仮想通貨(暗号資産)メディアCoinPostと、幻冬舎「あたらしい経済」の2社で、仮想通貨・ブロックチェーン業界の注目ニュースや初心者向けの学べるコンテンツを解説するYouTubeチャンネル「#CONNECTV」。記事でわからないトピックを動画で毎日解説する内容をお届けしている。

国内大手仮想通貨・ブロックチェーンメディアだからこそ可能な有益な情報を配信予定。今後は、国内外のさまざまなビジネスジャンルのキーパーソンと、仮想通貨・ブロックチェーン業界のキーパーソンがコラボレーションできる「場」の創出を目指している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当ビットコインを送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
06:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧