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連騰後のビットコインは調整安、思惑先行のパレットトークン一時23倍の約95円まで高騰

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場と金融マーケット

2日の暗号資産(仮想通貨)市場。

ビットコイン価格は、前日比-6.43%の436万円(39,730ドル)と下落した。

しばらく連騰が続いていたことから、42,000ドル付近の主要抵抗帯での利益確定売りによる反落は止むなしといったところか。調整の範疇に収まれば、今後44,743ドルにある200日移動平均線(200SMA)が、トレンド転換の要衝となり得るだろう。(上図①)

直近では、前週比+6.39%のビットコインに対し、大型アップデートを8月5日頃に控えるイーサリアム(ETH)が前週比+14.2%、Coinmarketcap(CMC)ランキング6位のXRP(リップル)が前週比+16.2%、同9位のポルカドット(DOT)が前週比+30.2%となるなどアルト市場が再び物色され始めており、投資家心理は改善傾向にある。

地合い好転に伴い、Crypto Fear&Greed Index(恐怖と貪欲指数)は1日、約3ヶ月ぶりに悲観から楽観に転じた。指数は5月12日以来となる一時60まで回復している。

その一方、指数80を超える「Extreme Greed(総楽観)」が続いた場合は過熱感の高まりを示唆するもので、危険シグナルの一つと言える。

個別銘柄の動向

国内初のIEO(Initial Exchange Offering)として注目を集め、コインチェックに上場したパレットトークン(PLT)が一時94.8円まで高騰した。

公募(IEOプレセール)価格4.05円から最大23.4倍に達したことになる。その後、急騰の反動で43.6円まで調整後、78.5円まで買われるなど乱高下した。

PLT/JPY時間足

仮想通貨業界でも近年稀に見る話題性の高さに加え、他仮想通貨取引所への上場や企業提携などが期待されているものと見られるが、現時点ではコインチェックにしか上場しておらず、思惑が先行している。

低時価総額(低位銘柄)であるため、コインチェックに上場するIOSTやENJなどの仮想通貨の時価総額が上値余地を探る上でベンチマークとなったほか、世界的な時流に乗る「NFT(非代替性資産)」特化ブロックチェーンであり、マンガ・アニメ、スポーツ、音楽をはじめとする日本の文化コンテンツに関連すること、メインネットローンチ及びステーキング需要を近日中に控えているとされることも追い風となったか。

関連:国内初のコインチェックIEO、仮想通貨パレットトークン(PLT)の特徴と魅力とは

株式会社Hashpaletteの吉田 世博CEOは、チーム自己保有分PLTのロックアップ(一定期間経過後の売却可能)分に関する質問について、以下のように回答。

IEO実施前より開示されているホワイトペーパーの記載通り、法に則って適切に信託化管理した上、ロックアップ解除には厳しい制限を設けていることを説明した。

コインチェックのIEO支援を受けてパレットトークン(PLT)の発行・資金調達を実施したHashpaletteは、ブロックチェーン分野のコンサルティングとシステム開発を行う株式会社HashPortのNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)分野の子会社である。本IEOプロジェクトの運営主体としては、合弁会社Hashpaletteを共同設立した、マンガを中⼼とした電⼦書籍分野におけるリーディングカンパニーである上場企業Link-Uも含まれる。

吉田CEOの説明によれば、半年(180日)経過後の22年2月頃からチーム保有分の計2.7億PLTはロックアップ解除されることになるが、初期段階では全ロックアップ分の1/10に限定され、3年後の2024年7月末にかけて段階的に解除される見通しだ。

人気化しやすい株式市場のIPO(新規公開株式)でも、創業者やベンチャーキャピタルなどの保有株式におけるロックアップ量・期間は有価証券届出書で開示されるもので、将来的な売り圧力として価格形成に影響を及ぼすことが多い。その点PLTについては最大限配慮・調整されており、これも市場に安心感をもたらし、初動の勢いに弾みをつけた可能性がある。

国内第一弾となるIEOは少なくとも現時点では大きな成功を収めていると評価できることから、第二弾以降のIEO実現に一歩近づいたものと考えられる。

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