仮想通貨市場の成長を予測
暗号資産(仮想通貨)運用企業Bitwise(ビットワイズ)のマット・ホーガン最高投資責任者は8日、定例のメモを公開し、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。
自身の見解であるとした上で、ステーブルコインやトークン化、ビットコイン(BTC)の需要性が増し、他の大きなユースケースも後に続くと予測している。
ステーブルコインとは
価格が常に安定するように設計された仮想通貨のこと。法定通貨または仮想通貨に価値が裏付けられていたり、アルゴリズム等で価格を安定させたりする様々なステーブルコインが開発されている。
今回のメモのタイトルは「仮想通貨における私の最も強い確信のある賭け」。仮想通貨について本当に確信していることが1つあるとし、それが自身の投資戦略を形成していると冒頭で述べている。
まず、ホーガン氏が確信していることとは、上述した「今後10年における成長」を指す。成長が予想される他のユースケースの例には、予測市場、DeFi(分散型金融)、プライバシー技術、デジタルID、新しい形態の株式を挙げた。
成長の根拠として挙げたのは、米証券取引委員会(SEC)のポール・アトキンス委員長が3日に「Fox Business」のインタビューで、今後数年間で世界でトークン化が進むなどの見方を示したことだ。
そして、米国の株式市場の時価総額が68兆ドル(約1京円)であるのに対し、トークン化株式の市場規模はまだ6.7億ドル(約1,050億円)であることを指摘。単純にこの数値だけ比較すると約10万倍もの成長規模になると述べている。
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投資戦略について
その上でホーガン氏は、仮想通貨の成長に投資したいと考えていると説明した。一方で、成長可能性の観点で間違ったブロックチェーンを選んでしまうリスクは避けたいと述べている。
そのホーガン氏が投資したいと考えている商品は、時価総額で銘柄の構成比率を決めるファンドだ。ポートフォリオの中心になる商品として時価総額加重型の仮想通貨ファンドを活用すると説明した。
ホーガン氏は今後の見通しについて、2026年は市場がより複雑化し、ユースケースが増えるため、仮想通貨のインデックスファンドの重要性が増すとの見方も示している。
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