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仮想通貨投資商品、2週連続で資金が純流入 イラン情勢による原油高は重荷=コインシェアーズ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 週977億円流入も週末は流出
  • 原油高によるインフレ再燃懸念

仮想通貨投資商品の市況

暗号資産(仮想通貨)投資企業コインシェアーズ(CoinShares)でリサーチ部門のトップを務めるジェームズ・バターフィル氏は9日、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは、約6.2億ドル(約977億円)の純流入だったと報告した。

バターフィル氏は、金融市場がイラン情勢の影響を受ける中で、全体的な資金フローデータはデジタル資産投資商品に対する投資家の心理がポジティブであることを広く示していると指摘。一方で、先週は最初の3日間は資金が純流入し、後の2日間は純流出したとも説明している。

以下のグラフが、デジタル資産投資商品全体における週ごとの資金フローの推移。イラン情勢の先行きが不透明な状況ではあるが、2週連続で資金が純流入していることが示されている。

出典:コインシェアーズ

バターフィル氏は、先週のデジタル資産投資商品の市場について、投資家は最初はイラン情勢に肯定的な反応を示したと説明。一方で、原油価格が上昇した影響で週末にかけて資金が流出したとの見方を示した。

そして、資金が流出に転じた背景には原油高によるインフレへの懸念があると指摘。6日発表の米雇用統計が市場予想より弱い結果となり、インフレが落ち着くことへの期待もあったが、原油高がその期待を打ち消したとの見方を示している。

しかし、週前半の純流入額が上回って最終的にはプラスで終えたことで、全体的な資金フローデータは投資家の心理がポジティブであることを広く示していると述べた。

銘柄別の資金フロー

デジタル資産投資商品への資金フローを原資産別に見たのが以下の表。バターフィル氏は、今回の純流入はビットコイン(BTC)の投資商品が主導したと述べている。

出典:コインシェアーズ

一方で、上記の表の通り、ビットコインをショート(売り注文)する投資商品にも資金が純流入した。この点についてバターフィル氏は、依然として投資家の見方は少し分かれていると指摘している。

関連:仮想通貨投資商品、6週ぶりに資金フローが純流入に転じる クジラの購入再開などが要因か=コインシェアーズ

また、同氏はアルトコインの投資商品にも広く資金が純流入したと指摘。特にイーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)の商品への流入が相対的には際立っていたと説明した。

なお、以下はデジタル資産投資商品への資金フローを国別に見たデータ。バターフィル氏は、米国の市場心理がポジティブであるのに対し、欧州やアジア、カナダでは投資家の警戒感が強い傾向があると指摘した。

出典:コインシェアーズ

関連:ビットコイン、現物ETFに今週1800億円超が純流入 安全資産買い継続か

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