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イーサリアム財団、ETHステーキング運用を開始 ビットワイズ製インフラを採用

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 7万ETHをステーキング
  • ビットワイズ製OSS基盤採用

ステーキング実施

ビットワイズ・アセット・マネジメントが9日に公式声明を発表し、同社のオンチェーン部門「ビットワイズ・オンチェーン・ソリューションズ(BOS)」がイーサリアム財団の財務ステーキング・インフラの開発・保守を担うことを明らかにした。

イーサリアム財団はすでに財務準備資産の一部をステーキングに充当する取り組みを開始しており、最終的に約7万ETHの運用を目指す。

財団は初期預け入れとして2,016 ETHのデポジットをもって運用を開始し、今後段階的に積み増す計画だ。使用するツールはBOSが開発・維持するオープンソースソフトウェア「ダーク(Dirk)」と「ヴァウチ(Vouch)」の2種で、ダークは分散型署名ツールとして複数の管轄区域にまたがるバリデーター運用を可能にし単一障害点を排除する。

また、ヴァウチはバリデーター・クライアントとして機能し、複数の実装を同時に稼働させることで特定クライアントへの集中リスクを低減する仕組みだ。両ツールの前身は、ビットワイズが2024年に買収したアテスタント(Attestant)が開発したものだ。

関連:イーサリアム財団、初めて7万ETHをステーキング開始 売却依存から方針転換

この取り組みの背景には、財団が昨年公開した財務運用方針がある。同方針は、長期的な持続可能性と分散化・オープンソース・ユーザープライバシーといったイーサリアムの中核的価値を両立させる形で資産を管理することを定めたもので、従来の「ETH売却で運営資金を賄う」モデルから収益創出型の財務戦略への転換を意味する。

関連:イーサリアム財団、初めて7万ETHをステーキング開始 売却依存から方針転換

アーカム・インテリジェンスのデータによると、財団は約17万2,650 ETHと1万WETHを保有しており、今回ステーキングに充てる7万ETHはその約4割に相当する。

ステーキングから得られる報酬はすべて財団の財務に還元され、プロトコル研究・開発、エコシステム拡大、コミュニティ助成金プログラムの資金として活用される。

現在のイーサリアム・ネットワークへのステーキング参加規模は総流通量の約30.2%に相当する3,760万ETHに達しており、バリデーター数は117万以上に上る。財団の参入はネットワーク分散性の観点でも意義を持ち、マイノリティ・クライアントと複数国にまたがる自己管理ハードウェアを組み合わせたセットアップが採用されている。

関連:ヴィタリック、イーサリアムのスケーリング本格化へ ロードマップ提示

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