バイナンスが事業の見直しを実施 「Binance Connect」の提供を終了へ
バイナンスの長期戦略
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは、仮想通貨の決済や売買を可能にするサービス「Binance Connect」の提供を、16日に終了することがわかった。
Binance Connectは、以前は「Bifinity」という名称で知られ、昨年3月から提供を開始したサービス。バイナンスの担当者は複数の海外メディアに対し、「終了の理由は、長期的な戦略に基づいて、リソースを中心の事業に集中していくため」と説明している。
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ウェブサイトはまだ残っており、Binance Connectのビジョンはオープンな金融の世界を作ることだと記載。全ての階級の人々や企業が、金融の目的を実現できる世界を作っていくと述べていた。
また、Binance Connectの決済インフラは、従来の金融とブロックチェーンの架け橋となり、お金のやりとりの方法を変革するとも説明している。
本記事執筆時点ではバイナンスの正式な発表は確認できないが、同社の担当者は、海外メディアに以下のようにコメントした。
バイナンスは、長期的な戦略に基づいてリソースを中心の事業に集中していくため、周期的にプロダクトやサービスを見直している。
我々は市場の変化やユーザーの需要に応じて、継続的に事業のアプローチを修正していく。
DEXにも影響
Binance Connectの終了は、BNBチェーン上のDEX(分散型取引所)であるBiswapも発表。Biswapは「Binance Connectとのバートナーシップは、お互いの発展を促進した」と述べ、Binance Connectの利用を終了すると説明した。
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終了の理由について、Biswapも「バイナンスが中心事業に特化するため」としているが、他にも「Binance Connectのプロバイダーが、カード決済サービスへの対応を終了したため」とも述べている。
そして、これ以上の質問についてはバイナンスに問い合わせるように誘導した。
ウェブサイトによると、Binance Connectはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など50超の銘柄に対応。これまで様々な決済手段を何百万のユーザーに提供してきたという。今後はNFT(非代替性トークン)の決済サービスの提供も計画していた模様だ。
バイナンスとは
取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多い大手仮想通貨取引所を運営。他にもベンチャーキャピタル部門の活動や教育コンテンツの提供、慈善活動など幅広い事業を展開している。22年11月には、日本市場への進出を発表した。
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