はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、仮想通貨決済企業「Bifinity」の設立を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たな仮想通貨決済企業が誕生

大手暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するバイナンスは7日、決済サービス企業「Bifinity」の設立を発表した。

Bifinityはバイナンスが主導する決済企業。50銘柄超の仮想通貨と、ビザやマスターカードなど主要な支払い手段に対応し、法定通貨と仮想通貨の決済サービスを提供する。例えば小売店は、Bifinityのシステムを導入することで、仮想通貨決済をシームレスに受け付けられるようになるという。

今回の発表に際し、BifinityのトップHelen Hai氏は以下のようにコメントを寄せた。

 

仮想通貨やWeb3.0(分散型ウェブ)が発展するにつれて、従来の金融業界と仮想通貨の橋渡しをする決済サービスを望む声が増えた。

 

バイナンスのビジョンは、世界にお金の自由を広げること。Bifinityのローンチで、仮想通貨の普及を加速させていきたい。

また、Bifinityとパートナーシップを組む決済企業Checkout.comの仮想通貨部門の幹部は、以下のように述べた。

我々は、特に仮想通貨やNFT(非代替性トークン)が普及することに伴って、電子商取引は従来の商取引よりも早く成長し続けると予想している。

小売店が仮想通貨決済を導入する障壁を取り除き、Web3.0という新しいチャンスを利用できるようにサポートしたい。

Bifinityは今後も、業界を主導するウォレットサービス企業やブロックチェーンプラットフォームとパートナーシップを結ぶことを計画。バイナンスだけでなく、他のブロックチェーンプラットフォームでもBifinityの決済サービスを利用できるようにしていく。

また、英金融行動監視機構(FCA)に登録済みの決済企業Paysafeと協業し、英国や欧州、ラテンアメリカへ事業を展開する計画もある。英国と欧州には数カ月の間にカード決済サービスを導入する予定だと説明。Paysafeのノウハウを活かして、本人確認(KYC)など規制対策も強化するとした。

関連 英金融行動監視機構(FCA)が最新の調査結果を報告、詐欺の増加や無許可営業に注意喚起

他には、DEX(分散型取引所)のウォレットを接続してNFTを購入できるサービスを提供する計画もあると説明している。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。現在は、アート作品等の売買ができる電子市場も発展している。

▶️仮想通貨用語集

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

欧州への対応

バイナンスは7日、Paysafeと協業し、ユーロと英ポンドの入出金を再開したことも発表した。単一ユーロ決済圏(SEPA)と即時送金システム「Faster Payment Services(FPS)」を介して、入出金をできるようにした。

なお、現在もオランダとスイスが対象外になっていたり、法人アカウントには対応していなかったりとサービスは限定的。バイナンスは以前、「同社がコントロールを超えたイベントがあった」とし、SEPAの送金を一時的に停止したと報じられている。

関連バイナンス 各国政府の警告・金融機関のサービス停止事例まとめ

SEPAについては1月、ユーザーを限定して入出金を再開。今回は国や法人アカウントに制限がかかっているが、それ以外の個人投資家が入出金ができるようになり、利用できる顧客を増やした格好だ。

バイナンスは今後もPaysafeと協力し、サービスの範囲を広げていくと説明している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁が銀行による仮想通貨保有を正式承認、オンチェーン手数料支払い目的で
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
06:20
サイファーパンクが28億円相当のジーキャッシュを追加購入、保有量は総供給量の約1.43%に
ウィンクルボス兄弟率いるサイファーパンクが2万9869ZECを追加購入。保有総額は23万3644ZECとなり、総供給量の1.43%を保有している。
06:05
ビットコインの調整終了を予測、年末に向けた上昇がベースシナリオ=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のアナリストが仮想通貨ビットコインの調整終了を予測した。複数の市場指標が極端な水準にリセットされ、年末に向けた上昇がベースシナリオだと話した。
05:35
フィデリティ、ステーキング機能付きソラナ現物ETFを提供開始
フィデリティが11月19日にステーキング機能を備えた仮想通貨ソラナETFを開始した。ティッカーシンボルはFSOLで、同社初のステーキング機能付きETFとなる。
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
16:23
マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
14:54
暗号学者アダム・バック、ビットコインの現実的な量子リスクは最短でも20年後 「備えは十分可能」
暗号学者アダム・バック氏が量子コンピュータによる脅威について「20-40年は安全」との見解を示した。一方、専門家の間では5-10年以内のリスクを指摘する声もある。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧