米ハワイ州マウイ島の山火事、支援組織が仮想通貨で寄付を受付

仮想通貨で寄付を受付

チャリティー活動などに暗号資産(仮想通貨)を利用できるようにするプラットフォーム「The Giving Block」は、米ハワイ州のマウイ島で起きた山火事の寄付を受け付けている。

マウイ島の山火事の被害に対する寄付では、目標額を100万ドル(約1.4億円)に設定。本記事執筆時点で、およそ13.6万ドル(約1,990万円)が集まっている。

The Giving Blockの目的は、非営利目的で資金を集める際に、容易に仮想通貨を利用できるようにすること。慈善団体や大学らが仮想通貨の技術を活用できるようにするために活動を行っている。創設は2018年だ。

今回は仮想通貨以外にも、カードや株式などでも寄付が可能。仮想通貨ではビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、USDCがメインで表示されているが、さらに多くの銘柄を選択できるようになっている。

今月16日には、災害支援を行う組織「All Hands and Hearts」が、The Giving Blockの寄付に参加していることを公表。仮想通貨などで寄付を行い、今回の取り組みを支援するように呼びかけた。

仮想通貨メディア「Cointelegraph」によれば、All Hands and Heartsの幹部は以下のようにコメントしている。

我々のような災害救済組織は、技術を受け入れ、様々なデジタルプラットフォームを活用することで、数年に渡り寄付の戦略を発展させてきた。

こういった発展への取り組みは、資金を集める効率性や有効性を向上させている。

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山火事の現状

マウイ島の山火事が起きたのは現地時間の今月8日。すでに発生から3週間が経過したが、30日に公表された最新情報によれば、まだ全ては鎮火できていない。また、過去数日間は、鎮火があまり進んでいないとも書かれている。

30日時点で死亡が確認された人数は115人。かつてハワイ王国の首都だったラハイナの捜索は100%終了したとも記されている。すでに、現地当局は陸地の捜索は終了した模様だ。

11日の発表によると、再建に必要な費用は55億ドル(8,000億円)超と見積もられている。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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