政府のNFTプラットフォーム
ウクライナ政府は28日、ロシア侵攻に対する抗戦でより多くの資金を調達するために、NFT(非代替性トークン)の寄付・購入サイトをローンチしたことを発表した。
発表を行なったのは、ウクライナのMykhailo Fedorov副総理大臣兼デジタル変革相で、「ブロックチェーン、クリプト、NFTはロシアのミサイルを止めることはできないが、私たちの防衛者を保護し、イノベーションに適した国としてウクライナを再建する方法を提供してくれる」と述べている。
このサイトは、政府が以前立ち上げた公式寄付サイト「AidForUkraine 」に追加されたもので、寄付者は政府のイーサリアムNFTアドレスにNFTを寄付したり、MoonCatやmferといったNFTコレクションを政府から購入することが可能だ。
The new big update of @_AidForUkraine website. We’ve added the NFT section: now you can donate or buy NFTs. All funds as always will contribute to the Ukrainian victory. Ready, steady, NFT 👉 https://t.co/x7OscenXCz pic.twitter.com/Zo9hYufHSB
— Mykhailo Fedorov (@FedorovMykhailo) April 27, 2022
ウクライナ政府は3月末に、人道支援を目的とした資金調達のためにNFTプロジェクト「MetaHistory NFT Museum」をローンチした。今回の戦争における出来事をNFT化し発行、第一弾で1億強を調達。また、5月1日には第二弾の発売を予定している。
ウクライナに対する、暗号資産(仮想通貨)を使用した人道支援や戦争支援のための寄付は今も増え続けており、政府の公式サイトによるとこれまで政府への仮想通貨寄付金は約80億円に達しているという。