CoinPostで今最も読まれています

トルコ大地震被災者に仮想通貨で寄付 バイナンスや現地の歌手など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスが被災者にエアドロップ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは7日、トルコの大地震で被災したユーザーにバイナンスコイン(BNB)をエアドロップすると発表した。

地震の影響が大きかった、カフラマンマラシュを始めとする10都市を対象として、2月6日以前に提出された住所証明をもとに支援するユーザーを特定するとしている。エアドロップによる寄付は1ユーザーにつき約13,000円(100ドル)で、総額は約6.5億円(約500万ドル)になる見込みだ。

さらに、バイナンスの慈善・寄付部門であるバイナンス・チャリティ財団は、誰でも寄付ができるように公開寄付アドレスを立ち上げた。このアドレスに寄せられた資金をトルコリラに変換して、認定されたNGOに渡し、被災者を支援する。

仮想通貨銘柄としては、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、バイナンスコイン(BNB)、バイナンスUSドル(BUSD)、XRPで受け付けるとした。

バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)CEOは、次のようにコメントしている。

私たちの取り組みが、被災された方々に少しでも安心感を与えることができればと思う。このような危機に際して、ふたたび協力して支援しようと仮想通貨業界の仲間に呼びかけているところだ。

トルコの大地震で被災したコミュニティに対して、今回の動き以外でも引き続き取り組んでいきたいとも続けた。

バイナンス・チャリティ財団は、これまでにも様々な支援を行っている。2020年5月に新型コロナのパンデミックにより日本でマスクが不足していた時には、高齢者施設にマスクを寄付。その後6月、株式会社グラコネと提携して、日本の医療機関に寄贈するマスクや防護服などの購入資金を仮想通貨で募った。

関連『仮想通貨の寄付で医療用マスクや防護具を』バイナンスチャリティ財団とグラコネがドネーション企画

エアドロップとは

仮想通貨(トークン)を無料配布すること。仮想通貨の認知度向上など、マーケティングを目的としているケースが多い。ブロックチェーンがハードフォークして、新しい仮想通貨が生まれた場合にもエアドロップを行う場合がある。

▶️仮想通貨用語集

日本からも

日本発ブロックチェーンプロジェクトAstar Networkでは、ステーキング報酬を寄付金に充てる提案がコミュニティへ提出された。

現地の取引所や歌手も寄付募る

トルコでは、現地の個人や団体も仮想通貨による寄付キャンペーンを実施している。

トルコの歌手Haluk Levent氏は、ツイッターで仮想通貨寄付用のウォレットアドレスを公開。イーサリアム、BNB、アバランチ(AVAX)の各ブロックチェーン上で、これまでに約2.6億円(200万ドル)以上を集めている。

トルコでは、商品やサービスの決済手段として仮想通貨を使用することは禁止されているところだが、Levent氏は、トルコの金融当局が、今回の寄付用アドレスについては承認しているとツイートした。ただ、当局から現在のところ公式声明は出されておらず詳細は不明だ。

トルコの仮想通貨取引所Paribuも、災害支援の行動計画を発表。関連する公的機関との会議を受けて、仮想通貨の寄付を集め始めている。イーサリアムやアバランチ、ソラナ(SOL)やステーブルコインのUSDC、USDT、その他の銘柄を受け付けているところだ。

ウクライナ支援も

仮想通貨は近年、危機発生時の寄付などにも活用されるケースが増えている。

一例として、仮想通貨ステラ(XLM)の開発を行うステラ開発財団は2022年12月、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)との提携を発表。ロシアの侵攻により影響を受けたウクライナ人を対象として、試験的にステーブルコインUSDCを配布するとしている。

関連国連UNHCR、ウクライナ難民支援でステーブルコインUSDC給付へ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/29 金曜日
10:00
FTXのサム前CEOに懲役25年の判決 カリフォルニアで服役へ
米国地方裁判所の判事は28日、破綻した仮想通貨取引所FTXのサム前CEOに対して懲役25年、および最大1.7兆円の資産没収という判決を言い渡した。
08:40
2.6兆円相当のBTC保有数到達、ブラックロックのビットコイン現物ETF
純流入再び加速 ブラックロックのIBIT・ビットコイン現物ETFの運用資産は初めて、250,000 BTC(2.6兆円)を超えた。1月11日の取引開始からわずか11週間で2兆円…
08:10
Wormholeの仮想通貨「W」、取得開始日明かす
Wormholeは、今月7日に、Wトークンのエアドロップアロケーションや適合対象アドレスを公開。ソラナ、EVM系、Sui、Aptos、Osmosis、Injectiveといったネットワークでのユーザーや、ソラナNo.1NFTコレクションである「Mad Lads」のホルダーを対象としている。
07:40
米投資会社、マイクロストラテジーの株はBTCより割高と指摘
マイクロストラテジーの株価から概算する仮想通貨ビットコインの価格は17万ドル超であると米ケリスデールが分析。同社の株は、ビットコインに対し正当ではないプレミアムがついて取引されているとの見方を示した。
07:20
アバランチ財団「Codebase」、最初の支援プロジェクト15社を選出
アバランチではすでに「Colony Lab」という分散型アクセラレーターが活動しているが、今回Codebaseと連携し支援対象への資金提供を拡大し、1プロジェクトにつき、100万ドルを超える金額を提供する可能性がある。
06:45
5月承認の可能性低いもBitwiseらがイーサリアム現物ETFの上場申請行う
イーサリアムETFが現在の多くの申請の最終期限となる5月に承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退している。1月には70%あったが、現在は20%程度まで低下してきた模様だ。
05:50
Bybit、ソラナミームコイン「POPCAT」の永久先物提供
ソラナの仮想通貨ミームコインへの需要は未だ高い。代表的な犬系ミームコイン「WIF」は29日過去最高値を更新し、前日比で20%上昇している。
03/28 木曜日
17:35
分散型AIの3大プロジェクトが団結、新トークン「ASI」に統合へ
SingularityNET、Fetch.ai、Ocean Protocolが人工超知能連合を結成し、各プロジェクトの暗号資産(仮想通貨)を新トークンASIに統合する計画を発表。単一の分散型AIネットワークとしてリニューアルを目指す。AGIの父と呼ばれるベン・ゲーツェル博士が主導する。
15:58
ビットコインのレイヤー2「BEVM」ローンチ
BEVMがメインネットをローンチ。暗号資産(仮想通貨)ビットコインをガス通貨として利用するEVM互換のレイヤー2ネットワーク。シリーズAで数十億円を調達し、分散型ビットコインクロスチェーンカストディサービスを実現。
15:00
NEARプロトコル、マルチチェーン再ステーキング「LiNEAR」始動へ 
NEARプロトコルがChain Signaturesを導入、暗号資産(仮想通貨)の相互運用性を強化。ビットコインやイーサリアムなど複数のブロックチェーンをサポートする。オムニチェーン再ステーキングLiNEARが始動。
14:15
「イーサリアムが有価証券でもETF化は可能」ブラックロックCEO
仮想通貨イーサリアムに関しては、米国においてその法的ステータスが定かではない。CFTCは商品(コモディティ)と見做している一方、SECはETHに関係するスイスのイーサリアム財団を調査していることが先週報じられた。
10:45
Parallel Studios、VanEckやソラナベンチャーズから53億円調達
パラレルはイーサリアムメインネットおよびBaseチェーン上で稼働するものだが、先日発表された、コロニーのローンチ先がソラナのブロックチェーンであることや、今回ソラナベンチャーズが出資したことから、今後クロスチェーンでの展開が考えられる。
10:15
イーサリアム「BLOB」にデジタルアートを記録する方法 Ethscriptionsが導入
イーサリアムのチェーン上にデジタルアートなどを記録するEthscriptionsは「BlobScriptions」を発表。ブロブにデータを記録する方法となる。
08:10
21Shares、欧州でTONの上場取引型金融商品を提供
今月初めテレグラムは仮想通貨TONを正式に統合し広告収入をチャンネル所有者と共有し、TONブロックチェーン上でToncoinを使って報酬を支払うようになった。この動きが投資家からの需要を押し上げたようだ。
07:30
ブラックロック「BUILD」、一週間で240億円超の資金流入を記録
ブロックチェーン上でトークン化された現実世界資産(RWA)の運用を提供するOndo Financeからの10億円以上新たな資金もありファンドの規模は拡大中。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
2024/04/13 10:00 ~ 17:00
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧