KONAMIとGaudiyがWeb3領域で提携、音楽創作のクリエイターエコノミープラットフォーム「Qto」を共同開発 11月に実施する「共創プログラム」の参加者を募集
音楽創作向けクリエイターエコノミー基盤
BEMANIシリーズを手掛けてきたコナミグループのソフトウェア開発企業、株式会社コナミデジタルエンタテインメントが1日、Web3領域に進出するため株式会社Gaudiyと提携したことがわかった。
両社は、音楽創作をテーマとしたクリエイターエコノミープラットフォーム「Qto(キュウト)」を共同開発しており、11月に開催予定の共創プログラム「Co-Creation Camp Vol.1」の参加者を募集している。
Qtoは、誰もが創作や音楽を通じたコミュニケーションを楽しむことができ、創作活動への貢献量に応じた価値が還元されるクリエイターエコノミープラットフォーム。
コナミデジタルエンタテインメントの豊かなゲーム開発の歴史と、Gaudiyのブロックチェーン技術の融合により、音楽創作を通じて新しいコミュニケーションの形を体験できる空間の実現を目指している。NFTの導入により、デジタルな作品の唯一無二性を保証し、二次流通における収益の還元も可能にすることで、創作活動への貢献に応じた価値還元を可能にする。
コナミデジタルエンタテインメントのゲームクリエイター御子柴 英利氏とGaudiy CEOの石川裕也氏の対談によると、開発プロセスにおいて、メンバー間での曲の共有や、それにまつわるクイズを出し合うことで、新たなコミュニケーションの形を発見し、「エモーションの共有」というQtoの核となる概念を見つけ出した。
Qtoの魅力は、単に曲を作ること以上に、創作物を通して内面を共有し、創作者の真実の感情や個性を表現できるメディアとしての自由度の高さと、心を開いた交流を可能にすることにあるという。
Gaudiyは「ファン国家を創る」をミッションに掲げるWeb3スタートアップ。創業5年で累計資金調達額が数50億円にのぼり、同社が開発・提供を行う大手エンタメ企業向けファンコミュニティプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」では、ソニー・ミュージックエンタテインメント、集英社、バンダイナムコエンターテインメント、サンリオといった大手企業と協業する。
23年10月にはEthereumのレイヤー2ソリューションとして最大のTVL(運用資産総額)を誇るネットワーク「Arbitrum One」で提供する方針を明かした。
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共創プログラム「Co-Creation Camp Vol.1」
Qto開発チームは、そのビジョン「音楽を通じたクリエイターエコノミープラットフォーム」の実現にむけ、共創プログラム「Co-Creation Camp Vol.1」の参加者を募集している。Qto公式サイトのフォームより応募可能だ。
参加者500名は、プロジェクトに直接貢献するチャンスを得られるだけでなく、一定条件到達後にクレジット掲載や参加証明としてNFTを発行するなどの特典を受けることができる。
プログラムは、2023年11月28日(火)から12月11日(月)までの14日間、オンラインプラットフォームDiscordを通じて実施される。参加者は「Qto」のプロトタイプを試用し、ディスカッションやレビューを行うことになる。
さらに、11月26日(日)には、東京都内で限られた30名の参加者を対象にしたオフラインのワークショップも予定されており、プロデューサーや開発チームとのトークセッション、Qtoのプレイ体験会が行われる。こちらの参加者は、共創プログラム参加者500名の中から抽選で選ばれる予定だ。
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