ポリゴン、138億円規模の助成金プログラム「Polygon Village 2.0」を発表
エコシステムの発展へ
ポリゴン(MATIC)の開発チーム「Polygon Labs」は9日、新たな助成金プログラム「Polygon Village 2.0」を発表した。
ポリゴンのエコシステムのプロジェクトに、合計で1.1億MATIC(138億円相当)超を支援する。また、助成金を提供するだけでなく、戦略的なサポートや助言、ベンチャーキャピタル(VC)への紹介など包括的なサポートも行うと説明した。
Polygon Labsは今回の発表で、スタートアップ企業の創設は難しく、Web3領域ではさらに難易度が高くなると指摘。今年Polygon Labsは世界を回り、開発者の声を聞く中で、今回の助成金プログラムを考案したという。
そして、Polygon Villageは全てのレベルの創設者が利用できるようにすると説明。助成金の提供はプロジェクトの種類や段階を問わないとしている。
Polygon Labsは、Polygon Villageは以下の3つの要素で構成されると説明した。
- Village Grants:助成金の提供
- Village Build Ideas:アイデアのサポート
- Village Startup Support:開発・創業のサポート
Polygon 2.0の状況
ポリゴンは現在、新たな開発計画「Polygon 2.0」を進めている。今回の助成金プログラムは、Polygon 2.0を本格開始する中で発表された。
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Polygon 2.0の最終的な目的は「インターネットの価値レイヤー」を構築すること。インターネットで「情報」を作成・交換することが誰でもできるように、ポリゴンのネットワークで誰でも「価値」を創造・交換できるようになることを目指している。
現在はネイティブトークンであるMATICを新暗号資産(仮想通貨)「POL」に置き換える準備が継続中。先月25日にPolygon Labsは、POLのコントラクトをイーサリアム(ETH)のメインネットにデプロイ(展開)したことを発表した。
関連:ポリゴン新通貨「POL」、イーサリアムのメインネットに展開
ポリゴンとは
イーサリアムのスケーラビリティ問題に取り組むプロジェクト。「Polygon PoS」や「Polygon zkEVM」など複数のソリューションを開発し、大手企業らに技術が採用されている。
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