ビットコインETFの申請に大きな進展、SEC委員らが来週投票か 20億ドルの資金流入の可能性も
結果は来週か
米国で複数のビットコイン現物ETFの上場申請が来週承認の判断を受ける可能性が高いようだ。
ブルームバーグの6日の報道によると、ビットコインのETF発行会社が証券取引委員会(SEC)の承認に向けた主要なハードルをクリアしており、SECのスタッフは、いくつかの重要な提出書類に関する「フィードバックはもうない」としSECのスタッフは複数の取引所とETF申請企業に対し、5日にも主要書類の最終版を提出するよう求めた。SECの委員らは来週、取引所規則の提出書類に関する投票を予定している。
その後、ナスダックからブラックロックとヴァルキリーの申請における19b-4フォームを再度修正し提出したことが判明した。
昨日、IT系スタートアップやWeb分野の著名ニュース配信プラットフォームTechCrunchのクリプト専門リポーター Jacquelyn Melinek氏は「ビットコイン現物ETFは、SECによって”複数”企業の申請が承認される予定であると、この件に極めて近い情報筋から聞いた」と話した。また、ブルームバーグのETF専門家James Seyffart氏らは「1月8日〜1月10日」をSECの判断期間として注目している。
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現在、ARKの申請の最終判断期限は1月10日前後に設定されている。一方、最近ブロックロックやグレースケール、フィデリティを含む複数の申請企業がSECとの会議を重ねていたことから、SECが複数社の申請に対して同時に判断を下す可能性は高まってきた。
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ブラックロックに20億ドルの資金流入可能性も
また、ビットコインETF申請企業の1社であるVanEckのMatthew Sigel氏が、ブラックロックが承認される前提として既に1週目にビットコイン現物ETFに振り替えたい既存のビットコイン保有者から20億ドルもの資金を準備していると、有力な情報筋から聞いたと述べたことも報じられた。
もう一人のブルームバーグのETF専門家 Eric Balchunas氏はこの情報について「これは私も注目しているところだ。聞いたことはなかったが、ブラックロックのブランド力だろう。彼らはこれまで、取引初日に新しいETFに巨額の資金を投入し記録的な出来高・フローを出してきた。もしその情報が本当なら、20億ドルの流入はETFマーケットで初日・週の出来高の記録更新となるだろう」とコメントした。
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