米ロビンフッド、仮想通貨取引サービスが収益増加に貢献 予想外の業績で株価が前日比13%上昇

仮想通貨取引の収益増

暗号資産(仮想通貨)や株式などの投資サービスを提供する米Robinhood(ロビンフッド)は13日、2023年の4Q(10月から12月)と年間の決算を発表した。

4Qは取引による収益が前年比で8%増加し、2億ドル(約300億円)だったと報告。そして、この増加を主導したのは仮想通貨取引だったと説明した。4Qの仮想通貨取引による収益は前年比で10%増加し、4,300万ドル(約64億円)だった。

23年全体の純収益は、前年比37%増の18.7億ドル(約2,800億円)。同社のVlad Tenev CEOは2023年について、プロダクトの展開速度が加速し続け、マーケットシェアが増加し、世界に事業を拡大し始めて好調な一年だったと振り返っている。また、24年1Q(1月から3月)も事業が順調であることを伝えた。

同社の業績は予想外に好調で株価が上昇。13日の終値は11.84ドルだったが、14日の終値は13.38ドルとなり、前日比13%上昇している。

他の発表内容

仮想通貨に関する他の記述としては、発表のポイントの欄で、米国のビットコイン(BTC)現物ETF(上場投資信託)の取り扱いを上場初日から開始したことを挙げた。

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他には、欧州へ事業を拡大したことを報告する項目で、同地域で仮想通貨サービスを開始したこともポイントに挙げている。この項目では、今後も米国外で顧客基盤を拡大し続ける機会を探っていく計画であるとも述べた。

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ロビンフッドの最近の取り組みとしては今月6日、Web3ウォレットのMetaMask(メタマスク)と連携したことを発表。米国における仮想通貨市場へのアクセスを容易にする新サービスを開始している。

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MetaMaskとは

Web3領域で最も代表的なウォレット。米国のConsensysという企業が提供している。

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また、現地時間15日には仮想通貨取引所コインベースが決算を発表する予定だ。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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