エヌビディア好決算で株価大幅上昇 仮想通貨AI銘柄連れ高|22日金融短観
伝統金融 *2/22(木)
- NYダウ:38,612 +0.13%
- ナスダック:15,580 -0.3%
- 日経平均:38,262 -0.2%
- 米ドル/円:150.2 +0.2%
- エヌビディア:674.7ドル -2.8%
- マイクロソフト:402.1ドル -0.15%
本日のNYダウは小幅に反発。引け後にはエヌビディア決算があり、それを前に市場全体は軟調に推移していた。
エヌビディア決算
エヌビディア決算は引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表した。内容が好感され、株価は時間外で+9.77%高騰している。決算発表前、投資家の高い期待に届かない可能性があり株価は下落したが、実際の結果は予想以上のものだった。
まず、今年2-4月(第1四半期)の売上高見通しに関しては、240億ドルとしてアナリストの予想平均の219億ドルを大幅に上回った。そして、純利益と売上高がともに過去最高となった。データセンターやゲームの売上も大きく増収し市場予想を超えている。
生成AI(人工知能)向けGPUの需要は今も急速に増加しており業績を大きく牽引した格好だ。同社のJensen Huang CEO決算説明会で、「アクセラレーテッド・コンピューティングと生成AIは転換点を迎えている。企業、業界、国を問わず、世界中で需要が急増している」と話した。
エヌビディアの好決算を受け、半導体企業AMDやArm、Supermicroの株価も一斉に大幅に上昇。また、仮想通貨分野でRenderやFET、AGIXなども連れ高となっている。
FOMC議事録
1月開催の米FOMC議事録は本日早朝に公開された。当局者が利下げを早めたくない姿勢が示され、株価が一時反落しドルが上昇した。
今回は、「大部分のFOMC参加者は政策スタンスを時期尚早に緩和するリスクがあると指摘し、インフレ率が2%まで持続的に低下しているかを見極める上で、今後入手するデータを注意深く評価することが重要強」と記されている。一方、政策金利に関しては、既にピークに到達した可能性が高いとのコンセンサスだが、利下げ開始のタイミングについては定かではない。
FRBのボウマン理事は21日、現在の米国の経済状況は利下げを正当化するものにはなっていないとの見方を示した。また、リッチモンド連銀のバーキン総裁は同日に、最近のインフレデータが未だ一部の物価上昇圧力を表していると指摘した。先週発表のCPIでは、コア指数は8カ月ぶり大幅上昇した。
一方、FOMCに連動するCMEの金利先物市場では、議事録発表後もなお6月の会合で0.25ポイントの利下げが84%の確率と織り込まれている。一方、最近懸念されていた利上げ再開への期待は大幅に後退した。
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今週以降の重要経済指標・イベント
- 2/22(木)22時30分 米前週分新規失業保険申請件数
- 2/26(月)24時00分 米1月新築住宅販売件数
- 2/27(火)8時30分 日本1月全国消費者物価指数
- 2/28(水)22時30分 米Q4実質国内総生産(GDP)改定値
- 2/29(木)22時30分 米1月個人消費支出(PCEデフレーター)
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NISA、仮想通貨関連株 特集
仮想通貨関連株・ビットコイン等
- コインベース|162.4ドル(-6.2%)
- マイクロストラテジー|672.8ドル(-4.5%)
- マラソン・デジタル・ホールディングス|22.9ドル(-6.5%)
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