アニモカブランズジャパン、KDDIとWeb3事業で連携へ
Web3分野で基本合意書を締結
Web3大手アニモカブランズの子会社であるアニモカブランズジャパンは5日、KDDIとWeb3分野での事業連携に関する基本合意書を締結したと発表した。
アニモカブランズが推進するWeb3プラットフォーム「Mocaverse(モカバース)」と、KDDIのメタバース・Web3サービス「αU(アルファユー)」のウォレット事業などで連携していく計画だ。
アニモカブランズの子会社Blowfish Studiosが開発したオンラインマルチプレイ型SFアクションRPG『PHANTOM GALAXIES™(ファントムギャラクシー)』のIP(知的財産)も活用していく。
モカバースは、様々なWeb3サービスが活用できる共通インフラネットワークとして構築されており、分散型ID(DID)である「Moca ID」やポイントシステムを提供している。
KDDIのアルファユーは、NFT(非代替性トークン)や暗号資産(仮想通貨)を管理できる「αU wallet」、初心者でもNFTを簡単に楽しめるNFTマーケットプレイス「αU market」をはじめとする一連のメタバース・Web3サービスだ。
今回、「Moca ID」と「αU wallet」の連携も予定されている。「αU wallet」のユーザーが「モカバース」内のゲームやエンタメなどのコンテンツへアクセス可能になるよう模索していく。
また、IP面での連携の例としては、「αU market」でブロックチェーンゲーム『PHANTOM GALAXIES™』のNFTを販売することなどを検討するとしている。
Web3とは
現状の中央集権体制のウェブをWeb2と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。
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OasysやAstarと連携の動きも
KDDI事業創造本部Web3推進部長の舘林俊平氏は、次のようにコメントした。
今後、Web3サービスがより広く普及するためには、コンテンツの力が重要な役割を果たすと信じています。
今回の基本合意を通じて、はじめての方でも簡単にWeb3サービスに触れられる環境を整え、新しい体験を提供していきます。
KDDIはこれまでも、ゲーム特化型ブロックチェーンOasysへの対応や、Astar Networkとの連携に向けた基本合意書締結などを実施してきた。
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アニモカブランズジャパンは1月、Hondaと協業してデアワイズのWeb3ゲーム「Life Beyond」の開発を行うことも発表したところだ。
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