リップル裁判に進展、米SECがリップル社に20億ドルの罰金求める方針 

SECの新たな攻勢か

米証券取引委員会(SEC)は新たに、ニューヨークの裁判官に対し、リップル・ラボ(リップル社)に20億ドルの罰金及び罰則を科すよう要請したようだ。リップル社のStuart Alderoty最高法務責任者が明かした。

Alderoty氏はSNSで、「私たちの回答は来月提出される予定だが、私たち全員が何度も見てきたように、この規制当局は、虚偽、誤用、誤解を招くような記述をしている」、「SECは法律を忠実に適用するのではなく、リップル社、そして業界全体を罰し、威嚇することに固執している」と批判した。

また、同社のGarlinghouse CEOは「SECが求めた20億ドルという金額は詐欺や無謀な行為に関する申し立てがなかったため、前例のない額だ」、「我々は、この件に対応する際、SECの正体を暴露し続けるつもりだ」とコメントした。

SECの申し立て書類は米火曜日に公開される予定で、現在進行中のSECとリップル社の数年にわたる裁判での新たな展開となった。

この裁判は2020年の12月から始まり、当初SECはリップル社が暗号資産(仮想通貨)XRPの販売をめぐてリップル社、Garlinghouse CEO、共同創設者のChris Larsen氏を提訴し、「2013年から7年間に渡り、有価証券登録を行っていないXRPを販売し、1300億円を超える資金を調達した」と主張している。

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一方、昨年7月に、リップル社側は「デジタルトークンとしてのXRP自体は有価証券ではなく、取引所でのプログラムされたXRP販売は有価証券に該当しない」として部分的な勝利をを収めていた。

なお、SECは昨年10月に、理由を明かしていないものの、Garlinghouse CEOとChris Larsen氏個人に対する告発を棄却した経緯がある。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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