モジュラー型ブロックチェーンAvail、エアドロップ計画が浮上

メインネット立ち上げ時エアドロップか

ポリゴンから独立したモジュラー・ブロックチェーン「Avail」がエアドロップを行う計画が浮上している。XアカウントBitcoineoが11日に投稿し、その後Availの広報もこの内容を「リーク情報」だと確認した。

まだ公式発表前のため、条件は変更される可能性があるが、スクリーンショットには「Avail DA」のメインネットがローンチする際に、AVAILトークンのエアドロップが実施されると書かれている。

3日にAvailは、現在メインネットのテストの最終段階にあり、さまざまなコンポーネントの最終監査を進め、その結果に対処しているところだと述べていた。

AVAILトークンはAvailのガバナンスやネットワークの様々なレベルで重要な役割を果たすトークンとなる見込みだ。ステーキング層「Avail Fusion」のステーカーも、AVAILトークンを受け取れる。

エアドロップの資格要件は、Availのチームが現在策定しているところと見られるが、Arbitrum、Optimism、Polygon、zkSync、Starknetなどレイヤー2ロールアップのユーザーが対象として挙げられているところだ。

その他に、モジュラーブロックチェーンおよびAvailへのコントリビューターやブロックチェーンエコシステム開発者、Polygon PoSのステーカーなどもAVAILトークンを受け取ることができる可能性がある。

Availは、2月にシードラウンドで2,700万ドル(41億円相当)を調達していた。著名投資家Peter Thiel氏らのベンチャーキャピタル「Founders Fund」と、仮想通貨業界の大型VC「Dragonfly」が主導している。

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Availとは

Availは、開発者がカスタマイズ可能でスケーラブルなアプリケーションを構築できるようにするDA(データ可用性)・レイヤー特化のモジュール型ブロックチェーンだ。

ロールアップというレイヤー2にDA(データ可用性)を提供することで、イーサリアムエコシステム全体をスケールアップすることを目指す。

モジュラーとは「連結式」の意味であり、モジュラーブロックチェーンは、役割ごとに層を分けて構築することで効率性を上げ、スケーリング(規模拡張性)問題に対処する。Availの他には、CelestiaとEigenlayerが代表的だ。

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レイヤー2(L2)とは

「2層目」のブロックチェーンのこと。全ての取引履歴をメインチェーンに書き込むと負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。そこで、取引履歴の一部をオフチェーンやサイドチェーンに記載するようにすることでメインチェーンへの負荷軽減や処理速度向上を期待することができる。

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