はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアムリステーキング革命、EigenLayerのメインネットローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リステーキングでメインネットに新機能

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のリステーキング(再ステーキング)を提供するEigenLayerは10日、イーサリアムのメインネット上でEigenLayerとEigenDAをローンチしたと発表した。

これにより、ユーザーが使えるようになった新たな機能として以下の三つを挙げている。

  • リステーキングを行うユーザーは、ステーキングする資金すべてを自分が選択したオペレーターに委任可能
  • オペレーターは、EigenLayerに登録し、AVSの実行を選択できる
  • AVSは、EigenDA(現在ベータ版)などのプロトコルに登録できる

なお、AVS(Actively Validated Services)とはEigenLayer上に構築された様々なプロジェクトのことだ。

関連ヴィタリック、イーサリアムで「レインボーステーキング」提唱

EigenLayerは「EigenDA」というデータ可用性(DA)ソリューションの面でも注目されている。DAソリューションは一般的に、データや情報へのアクセス性、可用性、信頼性を向上させるための技術的なソリューションだ。

EigenLayerは、イーサリアムのコンセンサス層とDA層を分離し、トランザクションの増加に伴いDA層の使用を増やすことでイーサリアムのスケーラビリティ(容量・規模拡張可能性)を改善している。

「EigenDA」は、データ可用性、スループット、ストレージなど仮想通貨業界の課題に対応する、最も高パフォーマンスでコスト効率のよいソリューションになることを目指して構築が進められているところだ。

関連: EigenやAltlayer、仮想通貨領域で注目度高まる「リステーキング」とは|特徴や将来性を解説

リステーキングとは

一度ステーキングされたPoSブロックチェーンの派生商品を再度ステーキングする仕組み。ステーキングを行うステーカーは資金効率を高め、単純にステーキングだけするよりも報酬を増やすことが可能となる。

▶️仮想通貨用語集

プロトコル内支払いなどは2024年後半見込み

EigenLayerは、今回のメインネットのローンチには、AVSから通信事業者へのプロトコル内支払いや「スラッシュ」は含まれていないと説明した。これら二つは2024年後半にメインネットに導入される見込みだ。

「スラッシュ」とはAVSオペレーターの不正行為を防ぐための方法で、オペレーターは悪意ある行為をした場合にステークを取り消されることになる。

EigenLayerは、これらを取り入れる前に、EigenLayerのマーケットを成長・安定させたいと説明した。

EigenLayerでは現在、410万以上のイーサリアムがリステーキングされている。EigenLayerによると、過去数週間で新たなイーサリアム・バリデーターの70%が、そのプラットフォームでリステーキングを行ったとされる。

出典:フランクリンテンプルトン

フランクリンテンプルトンは、現在イーサリアム供給量の1%がEigenLayerに預けられていると指摘。平均預入量は、2023年6月の8,000ETHから一年経過しない2024年3月には170ETHまで急増したと述べている。

米シリコンバレーのVC大手Andreessen Horowitz(a16z)は2月、EigenLayerの開発企業Eigen Labsに、1億ドル(約152億円)を投資した。

関連: 加速する仮想通貨リステーキング、a16zがEigenに150億円投資

関連イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08:00
ソラナDEX大手ジュピター、総額900億円規模のエアドロップ実施へ
ソラナ基盤の仮想通貨分散型取引所アグリゲーターJupiterは16日、来たる「Jupuary」エアドロップに向けて、ユーザーが自身の対象資格を確認できるチェッカーを公開した。
07:20
米SEC、仮想通貨規制の見直しを計画
米SECの共和党のトップのメンバーは、トランプ新政権下で早ければ来週にも仮想通貨規制の見直しを開始する予定であることがわかった。見直しの内容も明らかになっている。
06:55
仮想通貨のAIエージェントセクターが大幅上昇、史上最高値更新の銘柄も
新興分野である仮想通貨のAIエージェントセクターは15日から大幅に反発し複数の主要銘柄が2桁の上昇率を記録。特にAIXBTは40%以上高騰し、市場最高値を更新した。
06:20
セイラー会長、マイクロストラテジーの3100億円規模の新たな資金調達について説明
米マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、1月13日にオーランドで開催されたBenchmarkのイベントで、ビットコイン購入のために最大20億ドルの永久優先株式の発行を計画していることに言及し宣伝した。
05:55
米SEC、リップルへの控訴延期を拒否 XRP価格は2018年以来の3ドル突破
仮想通貨XRPは力強い値動きを見せており、16日に2018年以来初めて3ドルを突破した。現在は12%の24時間上昇率を記録している。
01/15 水曜日
21:30
ドージコイン(DOGE)、コインチェックが取扱い開始
暗号資産取引所大手Coincheckが、注目のミームコインであるドージコイン(DOGE)の取引を開始。ドージコインは、トランプ新政権下での政府効率化省設立やイーロン・マスク氏の起用で価値が急上昇する場面もあり、注目される。
16:10
GMOコイン、イーサリアムのステーキングを開始へ  総額200万円相当のキャンペーンも
仮想通貨取引所GMOコインがイーサリアム(ETH)のステーキングサービスを開始。手数料控除後の年利2.0%~2.2%に加え、総額200万円相当のETH山分けキャンペーンを実施。3ETH以上の保有で最大5万円相当の報酬獲得可能。
14:30
注目を集める仮想通貨のAIエージェント分野、開発が活発化=レポート
フランクリン・テンプルトンの最新レポートから、注目される仮想通貨分野におけるAIエージェントの影響を解説。時価総額順にVirtualsやai16zなど、主要プロジェクトの特徴を紹介する。
14:00
スターテイル、投資部門「Startale Ventures」を設立
Startale Groupが新投資部門「Startale Ventures」を設立。SoneiumとAstarエコシステムへの包括的支援を通じてWeb3の大規模採用を促進。Sony・博報堂との協業でエンターテイメント分野に注力し、Web3 for Billionsの実現を目指す。
13:20
米連邦議員のXRP購入が初事例に、価格が前日比12%高
仮想通貨XRPについて、米議員が初めて購入したことが判明した。XRP(リップル)の価格は過去1ヶ月でビットコインやイーサリアムを上回っている。
11:40
「企業のビットコイン購入はメガトレンド」ビットワイズ分析
ビットワイズCEOが企業のビットコイン購入が市場の追い風になると予想した。会計規則変更と政権交代で企業のBTC購入が増加するとしている。
11:00
ベース基盤ミームコイン「TOSHI」、コインベース上場予定発表で暴騰
Baseチェーン上の仮想通貨ミームコイン「TOSHI」は取引所大手コインベースの上場予定発表を受けて価格が暴騰中。
10:30
ゲンスラー委員長、イーサリアムに対するSECの立場に言及
米SECのゲンスラー委員長が退任前に改めて、ビットコインやイーサリアム、仮想通貨全般についての見解を話した。
10:15
日米韓、北朝鮮の仮想通貨窃取で共同声明
日米韓は、北朝鮮による暗号資産の窃取に関する共同声明を発出。DMMビットコインの不正流出などの事例を挙げ、北朝鮮による窃取を防ぎ、窃取された資産を回復するために努力すると表明している。
08:15
米CPI発表とトランプ就任式を控え風見鶏なビットコイン相場|仮想NISHI
仮想通貨市場は、一時的な回復の兆しを見せている。米国の卸売物価指数(PPI)の伸び率が市場予想を下回ったことを受け、米利下げペースが鈍化するとの懸念が後退した。この影響を受けて、ビットコイン価格は上昇基調に転じ、投資家心理の改善が見られる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧