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ヴィタリック、イーサリアムで「レインボーステーキング」提唱

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーキングの集中化リスクに対処

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は21日、ETHTaipeiでステーキングの集中化リスクに対処する方法「レインボーステーキング」についてプレゼンテーションを行った。

ブテリン氏は、現在の「ステーキング全般」や「リキッドステーキング」がイーサリアムのブロックチェーンにおける集中化リスクになっていると指摘した格好だ。

ソロでステーキングを行うためには、独自のノードを実行するなど技術的課題や、32ETH以上を持っていなければならないなどの制約がある。

こうしたハードルがあるため、イーサリアムをステーキングしたい多くの個人は、ETHトークンをリキッド・ステーキングプロトコルに委任することでそれを行っているところだ。

例えば、Duneによると、最も人気のあるリキッドステーキング「Lido」は、イーサリアムのステーキング枚数に占める割合が現在30.5%となっている。

ブテリン氏は、こうした状況ではバリデーターの大部分を管理する単一点を攻撃できる可能性が生じるリスクや少数の事業体のコントロール力が大きくなるリスクを以前から指摘してきた。

リキッドステーキングとは

仮想通貨のステーキング金利を受け取りながら、その代替資産(ステーキング証明トークン)を運用できるDeFi(分散型金融)の仕組み。リキッドステーキングでは、従来ならロックアップされてきた資産の流動性(Liquidity)を解放できる利点がある。最大のサービスプロバイダーLido Financeでは、ETHをステークして債権トークンstETHを受け取り、レンディングの担保としたりDEX(分散型取引所)等で運用できる。

▶️仮想通貨用語集

関連: イーサリアム共同創設者ブテリン「ステーキングメカニズムには大規模な刷新が必要」

ネットワークの多様性や分散性を促進

ブテリン氏によると「レインボーステーキング」はステーキングを「ヘビーステーキング」と「ライトステーキング」の2種類に分けるものだ。

これにより、多額のステークバックを必要とし、ネットワーク運用において重要な役割を果たす「ヘビー」なサービスと、ネットワークにおける取引の多様性や分散性を増加させることを特徴とする「ライト」なサービスとの間でステーキング報酬の配分を最適化することを目指す。

結果として、個人のステーカーや小規模事業者の参加を奨励し、より公平に多様なトランザクションとインタラクションが確保される見込みである。

ブテリン氏は、ステーキングについては長期的に持続可能なデザインが必要であり、さらにリサーチを行い検討することが必要だと結論している。

短期的には、過度なステーキングを制限するために報酬を変化させることが必要かどうかという問いを挙げた。

ブテリン氏は、これまでもイーサリアムの設計について様々な提案を行っている。9日には、量子コンピュータがもたらすリスクに対処する方法として、リカバリー(回復用)ハードフォークの実施を提案したところだ。

関連: イーサリアム共同創設者ブテリン氏、きたる”量子コンピュータ”時代に備えたハードフォークを提案

関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

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