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AIエージェントがサイト閲覧でお金を払う仕組み、コインベースとAWSで実現

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • コインベースとAWSがAIエージェント向け課金を実現
  • 決済にはUSDCなどの仮想通貨を使用

AIエージェントのアクセスに課金可能に

大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは15日、アマゾンウェブサービス(AWS)と提携し、AWSのクラウドフロントおよびウェブアプリケーション・ファイアウォールを利用するウェブパブリッシャーが、コンテンツアクセス料金をAIエージェントに課金できるようにしたと発表した。

コインベースは、インターネット上のウェブサイトやアプリの約4分の1はAWSのコンテンツ配信ネットワークであるクラウドフロントと、ウェブサイト向けのファイアウォールであるウェブアプリケーション・ファイアウォールを利用して稼働していると指摘する。

こうしたサイトは、AI(人工知能)エージェントからの支払いを受け入れることができるようになった。

AIエージェントとは

目標を達成するために自ら考え、計画を立て、環境に応じて外部ツールを使いこなしながら自律的にタスクを遂行する高度なAIシステムのこと。

具体的には、AWSの設定から有効化できるAIエージェント向け標準課金プロトコル「x402」と、コインベースの支払い処理仲介サービス「x402ファシリテーター」を活用したソリューションだ。コインベースは現在の問題を次のように述べた。

AIエージェントは、コンテンツの閲覧、APIへのクエリ(情報問い合わせ)、データ分析、ユーザーの代理でアクションを実行するなど、インターネット上で自律的な存在になりつつある。

しかし現状では、ほとんどのパブリッシャーはAIトラフィックを完全にブロックするか、コンテンツを無料で提供しているかだ。

今回の課金サービス導入により、ウェブサイト運営者、APIプロバイダーなどは、AIエージェントを新たな顧客層として扱うことができるようになる格好だ。AIエージェントによるトラフィックから収益を得ることが可能となる。

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USDCなどの仮想通貨で決済可能

仕組みとしては、AIエージェントがコンテンツをリクエストすると、支払い金額と支払い方法が記載されたHTTP 402レスポンスが返される。エージェントは支払いを行い、コインベースのx402ファシリテーターがそれを検証した上でコンテンツが配信されることになる。

複数の決済方法も用意されており、高頻度のマイクロペイメントにはバッチ決済、繰り返しアクセスするエージェントにはサブスクリプションモデル、推論や計算負荷の高いAPI呼び出しなど使用量ベースのワークロードには変動料金制を適用可能だ。

ウェブサイトなどの提供者は、コンテンツ配信前にエージェントの身元、意図、支払い権限の有無も確認することができる。

決済通貨としてはステーブルコインUSDCを始め他の仮想通貨も取り扱っており、エコシステムの成長に合わせて将来的に法定通貨にも対応できるように設計されている。

仮想通貨、特にステーブルコインはAIエージェントによる決済と相性が良いとして期待されているところだ。従来のクレジットカードや銀行送金では、少額高頻度決済を大量に処理することはコストや速度面で難しいとされる。

このため、低コストかつ即時決済が可能なステーブルコインが注目されている。今回、コインベースとAWSがAIエージェントへの課金を実現させたことで、こうしたビジョンが広く実現するきっかけになる可能性もある。

解説記事:AIエージェント決済、ステーブルコインの次なる主戦場に 普及はまだ道半ば

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