アニモカブランズ、25年にも株式を再上場か=The Information

株式再上場か

Web3大手アニモカブランズは、早ければ2025年にも株式を再上場することを検討していることがわかった。同社の共同創設者Yat Siu氏から情報を入手した「The Information」が26日に報じた。

アニモカブランズは過去にオーストラリア証券取引所(ASX)に上場していたが、20年3月に上場廃止になっている。次は、暗号資産(仮想通貨)に肯定的な香港や中東での上場を検討しているという。

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同社は香港を拠点にするWeb3企業。The Sandboxやアニモカブランズジャパンなど複数の子会社を抱え、Yuga Labs、Axie Infinity、ポリゴンなど450を超えるプロジェクトに投資も行っている。

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上場へ向けた準備は少しずつ進めており、すでに投資銀行と話をしているようだ。上述した通り、上場先は現時点では明確にはなっていない。

拠点の香港ではない中東に関する動向では、昨年10月にサウジアラビアのスマートシティプロジェクト「NEOM」から5,000万ドル(現レートで約80億円)の出資提案(覚書)を受けたことが明らかになっていた。「サウジ・ビジョン2030」という計画に沿って、Web3インフラ開発を促進することが目的だという。

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Web3とは

「次世代のインターネット」とも呼ばれ、ブロックチェーンを基盤とする非中央集権型のネットワークを指す。具体的にはNFTや仮想通貨などを含む。

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上場廃止の理由

アニモカブランズの22年時点の評価額は60億ドル(同約9,650億円)。その後はFTXの破綻や仮想通貨相場の下落などの影響を受けて減少している。

20年の上場廃止をASXやアニモカブランズが発表したのは同年3月9日。ASXは、取引所のルールに準じて上場廃止を決めたと説明した。

ASXは当時、アニモカブランズの事業に関する懸念点の1つに「仮想通貨に関する活動に従事していること」を挙げている。

アニモカブランズはこの時、上場廃止に関するFAQを公開。その中で「時期は不明確だが、別の証券取引所への上場に取り組んでいる」と説明していた。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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