はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

香港当局、ビットコインとイーサリアムの「現物ETF」を上場承認

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

香港が暗号資産ETF承認へ

仮想通貨ハブを目指す香港は15日、複数の企業が規制当局に申請していた暗号資産(仮想通貨)ETF(上場投資信託)を承認した。ビットコインETFだけでなく、米国で承認されていないイーサリアム現物ETFも含まれる。

資産運用額2,660億ドル(40兆円)を超える中国の大手資産運用会社チャイナ・アセット・マネジメントは、小会社の香港部門が香港証券先物委員会からビットコイン現物ETFおよびイーサリアム現物ETFに関する承認を取り付けたことを発表した。

米SEC(証券取引委員会)のゲンスラー委員長は、過去に「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)銘柄は証券とみなされる可能性がある」などと難色を示してきた一方、イーサリアムの証券性については明言を避けてきた経緯があり、米国や日本に先駆けてイーサリアム現物ETFが承認される先例を作った意義は大きい。

さまざまなボトルネックがあるため、米国において今年5月までにイーサリアムの現物ETFが承認される確率は、良くて50%程度と見積もられている。

チャイナマネーの流入は

今回のニュースに伴い相場も反応。中東情勢悪化の影響で大幅下落していたビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)価格が急反発し、BTCは66,400ドル台、ETHは14日以降の急落分を帳消しにする3,238ドルまで回復した。

ETH/USD 4時間足

香港は、暗号資産(仮想通貨)の取引やマイニング(採掘)事業の全面規制を敷く中国が、“特別行政自治区”と位置付けるエリアであり、今回の動きは、比較的自由な金融政策が許される中国管轄地域内での暗号資産に対する受容レベルの変化を示唆している。

したがって、香港のETF承認は、中国本土の投資家にとっても相対的に規制面の緩い環境で暗号資産へ投資する合法的なチャネル手を提供することになり、中国マネーが香港を通じてビットコインやイーサリアムに流入する可能性が考えられる点はポジティブと言えそうだ。

仮に香港の暗号資産ETFが大きな成功を収めた場合、日本や韓国など他のアジア市場にも波及し、広範囲な資金流入が見込まれる可能性がある。

関連:ビットコインの買い方|投資メリットやリスク、おすすめ取引所は?

関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。
10:25
イスラエル当局、仮想通貨報酬によるスパイ容疑で3人逮捕=レポート
イスラエル当局がイラン諜報機関の工作員3人を逮捕。仮想通貨で報酬を受け取り、9000万ドル被害のノビテックス攻撃との時期的関連が注目されている。
09:45
ポリマーケットの評価額10億ドルに達する見込み USDCにも恩恵か=コインベース
分散型予測市場ポリマーケットが2億ドル資金調達しユニコーン企業になる見込みだ。コインベースは、ポリマーケットの台頭はステーブルコインUSDCにも恩恵になると分析している。
08:50
ストラテジー株トークンなど主要銘柄、Gemini EU向株式サービス開始
仮想通貨取引所Geminiが欧州連合でトークン化株式サービスを開始。マイケル・セイラーのストラテジー株を皮切りに、24時間365日取引可能な新金融サービスを提供する。
08:00
ブータン、ビットコイン保有額が13億ドルに到達
ブータンが、仮想通貨ビットコインを13億ドル相当保有していることが注目を集めている。この保有額は同国のGDPの40%に相当する。
07:55
リップル、SEC相手の控訴を取り下げ 5年間の法廷闘争が終結へ
リップル社のガーリングハウスCEOが28日、SEC相手の控訴を取り下げると発表。約5年間続いた法廷闘争が終結し、同社は事業発展に注力する方針を示した。
07:10
米仮想通貨銀行アンカレッジ、USDC等の段階的廃止発表 業界から「利益相反」批判
米仮想通貨カストディ銀行アンカレッジがUSDCとAUSDの段階的廃止を発表、ステーブルコイン安全性評価で業界から自己利益優先との批判を受ける。サークル株価は15%と大幅安。
06:49
韓国カカオペイ株急落、ステーブルコイン規制懸念が背景か=報道
韓国カカオペイ株がステーブルコイン参入期待で急騰後17%下落、投資リスク銘柄指定で売買停止。米サークル株も15%安と波及か。
06:15
ロビンフッド、XRPとソラナのマイクロ先物契約を開始
米デジタル証券大手ロビンフッドがマイクロ先物でXRPとソラナを追加、ビットコイン金曜先物のマイクロ版も提供開始し仮想通貨商品を拡充。
05:55
トランプ大統領発言「ビットコインがドル圧力緩和」仮想通貨産業の雇用創出を評価
トランプ大統領が28日記者会見でビットコインのドル圧力緩和効果を言及、米国の仮想通貨産業構築と雇用創出への前向きな評価を表明。
06/27 金曜日
16:00
ブロックバリュー大西社長が語るAIインフラの未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、ブロックバリューの大西基文社長独占インタビュー。「ジャパン・テクノロジーで日本の底力になる」をスローガンに、AIサーバーで日本のWeb3インフラ強化に挑む。
13:40
トランプ政権、7月に複数仮想通貨規制法案成立の見通しか=サックス仮想通貨特命官
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏が7月の重要法案成立の見通しを示唆。GENIUS法でステーブルコイン規制、CLARITY法で仮想通貨定義明確化へ。
13:10
インド与党BJP報道官、ビットコイン準備金導入を提唱
インド与党BJP報道官のバンダリ氏が、仮想通貨ビットコイン準備金の試験導入を提唱した。また、インドもブータンのようにBTC採掘を行う能力を持っているとも指摘した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧