WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米クラリティー法、上院審議再開で4週間の最終局面へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • グラム議員死去で共和党の採決余裕は消えたか
  • 倫理条項でホワイトハウスとの合意が未成立

4週間の最終局面

米上院が13日に会期を再開し、仮想通貨の包括的市場規制を定めるクラリティー法の採決に向けた事実上の最終局面が始まった。仮想通貨政策専門記者のエレノア・テレット氏とニュースレター「クリプト・イン・アメリカ」が同日報じたもので、上院は8月7日の夏季休会まで約4週間の審議期間を残すのみとなった。

法案可決に必要な60票の確保を一段と困難にしているのは、先週末に死去したリンジー・グラム上院議員(共和党)の不在だ。ミッチ・マコーネル上院議員(共和党)の欠席が続くなか、グラム議員の死去により共和党は一票も失えない状況に追い込まれ、民主党票の獲得が以前にも増して不可欠な条件となった。

また、倫理条項を巡る交渉も難航している。政府高官、特にトランプ大統領の仮想通貨関連ビジネスに関する利益相反の規制について、ホワイトハウスとの合意が依然成立していない状況だ。トランプ大統領の金融開示では昨年の仮想通貨関連収益が10億ドルを超えたことが示されており、ティリス上院議員(共和党)を含む複数の議員が大統領らの収益制限を求めているという。

今週中には、上院銀行委員会と農業委員会の各草案を統合した最新版の法案テキストが公開される見通しで、業界関係者は交渉の現状や残課題の把握を急いでいる。

さらに非カストディ型ソフトウェア開発者を資金移動業者として扱わないと明確化する「ブロックチェーン規制確実性法(BRCA)」の条項が最終法案に残るかどうかも、依然として不確定な状態が続いているという。

関連記事:米クラリティー法の統合草案が今週公開へ、上院採決は来週か

仮想通貨政策専門記者のエレノア・テレット氏が13日、今週中にクラリティー法の上院統合草案が公開される見込みと報告した。20日の週の本会議採決が有力視されるが、倫理条項の交渉が未完了で採決時期は流動的だ。

支持派と慎重派の見方

業界内では見方が二分している。仮想通貨推進団体ソラナ・ポリシー・インスティテュートの代表を務めるクリスティン・スミス氏は「議員が今週議会に戻り、法案テキストの更新が進むなか、本会議採決に向けた勢いは確実に高まっている。残る主要課題でも進展が見られており、この重要な局面に入る時点での状況には自信を持っている」と語った。

一方、仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルの調査部門責任者アレックス・ソーン氏は「今後4週間が、今期議会においてクラリティー法を成立させる最後の機会となる可能性が高い」と述べ、国防権限法(NDAA)との本会議日程の競合も採決見通しを不透明にしていると指摘した。

上院は今週、クラリティー法と並行してNDAAの審議を開始するとみられ、その進捗が今後の採決日程を左右する見通しだ。なお、下院金融サービス委員会のデジタル資産小委員会は18日にニューヨークで公聴会を開催する予定だ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/14 火曜日
09:20
トランプ大統領、クラリティー法の可決を上院に要請
米トランプ大統領は急逝したグラム議員を追悼しつつ、仮想通貨市場構造法案(クラリティー法)の審議推進を上院に要請した。法案では倫理条項をめぐり与野党の対立が続いている。
09:02
次世代決済の分岐点、サークル・JPモルガン・ソラナ責任者が対談|WebX2026
ステーブルコインかトークン化デポジットか、サークル・JPモルガンキネクシス・ソラナ財団が「競合ではなく用途別の共存」と言う答えを示した。アジアでのUSDC実装事例から、エージェンティックコマースという次の波まで、WebX2026の議論をレポートする。
08:00
アジアは仮想通貨大国になれるのか?政策・信頼・流動性の三本柱を問う|WebX2026
台湾新法・信頼の設計・流動性のオンショア化——アジアが仮想通貨大国になるための三本柱を、立法委員葛如鈞氏、ジーエスアールCJ氏、バックパックのカン・サン氏が議論した。
08:00
米クラリティー法、上院審議再開で4週間の最終局面へ
米上院が会期を再開し、クラリティー法の採決に約4週間の審議期間が残された。グラム議員の死去とマコーネル議員の欠席で共和党の余裕は事実上ゼロとなり、倫理条項の決着と民主党票の獲得が法案の成否を握る。
07:45
JCB、USDCの訪日客向け決済を検証へ
JCBは、サークルの関連企業と協業することで合意。訪日客向けに都内の1店舗で米ドルステーブルコインUSDCの決済の検証を開始し、他の加盟店への拡大を検討する。
07:22
JPYSCが描く信託型円ステーブルコインの未来|WebX2026
WebX2026 セッションレポート JPYSCが描く信託型円ステーブルコインの未来 渡辺創太 × 近藤智彦 Startale Group CEOの渡辺創太氏と、SBI VCト…
07/13 月曜日
20:29
堀江貴文×岡部典孝、AIエージェント決済時代の日本円は?|WebX2026
【WebX2026】 | セッションレポート AIエージェント決済時代、日本円ステーブルコインの勝機は 堀江貴文 × 岡部典孝 2026年7月13日、WebX2026 Bina…
19:09
SBI北尾会長、WebX 2026基調講演でAI×オンチェーン戦略を総覧|WebX2026
SBI北尾会長がWebX 2026に登壇し、AI完全導入・オンチェーン金融・ネオメディアの3大戦略を解説。ビットバンク子会社化、Ondo Finance・Solana財団との新提携など注目発表が相次いだ。
18:37
AIが変える仕事と資産 加納裕三×田中渓が語るbitFlyer特別対談|WebX2026
AIは仕事をどう変え、人間に何を残すか。bitFlyer CEO加納裕三氏と元ゴールドマン・サックス投資部門統括の田中渓氏がWebX 2026で語った「優しさ」「1次情報」「今すぐ動く」の3つのキーワードとは。
18:35
片山財務大臣、日本の金融インフラ戦略を示す 物流・商流・決済の一体化で経済底上げ|WebX2026
WebX 2026に登壇した片山さつき財務大臣が、円建てステーブルコインの普及状況や国債オンチェーン化の動向を解説。金融庁が推進するPIPの3つの実証プロジェクトを公開し、ブロックチェーンで物流・商流・決済を一体化する日本の金融インフラ戦略を示した。
17:00
SBI VCトレード、JPYSCレンディング16日申し込み開始 当初年率3%
SBI VCトレードは7月16日、円建て電子決済手段JPYSCを貸し出し利用料を得られる「JPYSCレンディング」の申込みを開始する。貸出開始は23日から、当初12週間は年率3%で提供。税区分や取扱いラインナップも解説する。
15:00
リップルCEOが振り返る、「SEC提訴で事業閉鎖の検討も」
米リップル社のガーリングハウスCEOが「SEC提訴を受け事業閉鎖も選択肢にあった」と明かした。法的費用は1億5,000万ドルに上ったという。
14:50
日本の暗号資産ETFは米国の何を再現し、何を超えるか|WebX2026
日本の暗号資産ETF解禁(2028年)を見据え、米国で2年半の実績を持つブラックロック・野村AM・SBIが登壇。個人投資家50%・機関25%という米国の実像と、家計金融資産2,386兆円の1%が流入するだけで米国ETF市場を超える日本のポテンシャルを議論したWebX2026セッションレポート。
14:33
世界の金融はブロックチェーンでどう変わるか、メガバンク3行が語る最新事例|WebX2026
WebX2026セッションレポート。みずほ・三井住友・三菱UFJのトランザクションバンキング担当者が、Augustusやトークン化預金など海外事例を交えながら、ブロックチェーンを送金・決済インフラへ実装する上での課題と日本の現在地を語った。
14:30
松本尚デジタル大臣が語るAI主権とサイバー安全保障、日本の成長戦略|WebX2026
デジタル大臣・松本尚氏がWebX2026に登壇。高市政権が掲げる370兆円規模の官民投資計画、「信頼できるAI」第3極としての日本の立ち位置、ガバメントAI・国産LLMの展開、サイバーセキュリティ強化策を語った。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧