BitMEXがミームコインバスケット型先物を発表 シバイヌやドージコインも含む
ミームコインのS&P500
海外の暗号資産デリバティブ取引所BitMEXは4日、ミームバスケットインデックスの永久先物「MEMEXTUSDT」を発表した。
Pepe(PEPE)、シバイヌ(SHIB)、ドージコイン(DOGE)、ソラナのミームコインDogwifhat(WIF)、BONKなどの主要なミームコインに一度にアクセスできる金融派生商品が提供されている。
MEMEXTUSDTは最大25倍のレバレッジで、米ドル連動型ステーブルコイン「テザー(USDT)」を使用した証拠金取引が可能。この商品は「ミームコインのS&P500」として位置づけられており、ユーザーは「MEMEXTUSDT」を通じてミームコイン全体のパフォーマンスに対するエクスポージャーを得ることができる。
このインデックスは、時価総額上位10のミームコインの加重平均として構築されており、毎月リバランスが行われる仕組みだ。
ミームコインは主にインターネットのジョークや流行から着想を得て作られた仮想通貨であり、2024年には爆発的な成功事例やコミュニティの熱狂に引き込まれ、多くの投資家がミームコイン市場に参入している。
CoinGeckoの調査によれば、2024年第1四半期(1月〜3月)の暗号資産市場において、ミームコインセクターは驚異的な成長を遂げた。ミームコイン上位10銘柄の平均利益率は1,312.6%に達し、全セクター中最高のパフォーマンスを記録したという。
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BitMEXとは
BitMEXは、暗号資産デリバティブを手掛けてきた2014年設立の老舗取引所だ。同社の創設者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏らは、米国の銀行秘密法(BSA)違反の疑いで米国の政府機関から告発され、6ヶ月の自宅勾留と位置監視を含む2年間の保護観察処分などを受けた。
現在は最高財務責任者(CFO)として2021年に入社していたステファン・ルッツ氏がCEOを務めており、新経営陣の下で同社はよりコンプライアンスに準拠した運営を目指している。CoinMarketCapによると、BitMEXの24時間の取引量は5.89億ドルで、デリバティブ取引所部門で14位に位置している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します